参加してきました、起業セミナーに。
といっても僕はすでにHHH WORKS(ハイスコアワークス)という屋号で、2020年の暮れに個人事業主として開業はしているのですが、人脈作りと、非常にリーズナブルな価格が魅力だったので参加してきました。
2時間×4日間で2,000円はすこぶる安い!
会社員時代(メーカー勤務)は自己負担ゼロでいくつかセミナーを受講させていただきましたが、いざ個人で申し込もうとすると、セミナーって高くて躊躇しちゃうんですよね〜。
参加者は総勢30名ほどで、当然ながら多くは創業前の個人の方々でした。
サロン経営や行政書士で独立を考えてる人、飲食業や販売業、めずらしいジャンルではエンタメイベント企画やミュージシャンなども参加していました。
デザイナーは僕を含め3名。
これはちょっと意外でした。
デザイナーってこういうセミナーには積極的に参加しないっていう勝手なイメージがあったもので。自分は参加してて言うのもなんなんですけど(笑)
セミナーの主な内容はマーケティングや人材育成、資金調達や事業計画の立て方など。
4日間という短い期間に凝縮しているので、どうしても概要的な部分の説明のみで深堀りはできませんでしたが、それでも創業前の心構えとしては十分な内容でした。
より勉強したい人は別途、みっちりと深堀りできるセミナーが用意されてます。これはお値段が跳ね上がるので今回はスルーしましたが、機会があったら受けてみたいですね。
今思うと、会社員時代はめぐまれた環境にいたんだなぁと実感。
新卒入社のいわゆるプロパー社員ではなく中途採用だったので、セミナー受講が必須ではなかったのですが、上司の好意でいくつかのセミナーは受けさせてもらえました。
もちろん会社のお金で!(重要)
今回の起業セミナー、僕的に一番おもしろかったのはマーケティングの講義です。
3C分析や4P、SWOT分析、AIDMAやAISASなど、基本的には知ってることでしたが、もっと深く勉強したいという意欲が湧いてきました。
WEBデザイナーの方はマーケティングに直結した案件が多く、またクライアントに求められる職種でもあると思うんですが、紙媒体メインのグラフィックデザイナーは、案外マーケのこと知らなかったりするんですよね。
ポスターなどの掲示物からどれくらいインプがあって、CTRが何%で、結果これくらいコンバージョンしました!というのが判断しづらいですし、そもそもクライアントに数字を求められるケースもWEBに比べて少ないからだと思います。
クリック型ポスターとかあるといいんですけどね(笑)
というわけで僕もデザイン事務所時代に女流パイセンから特に、マーケティングのプライベートレッスンなど手ほどきを受けてないので独学です。
そういえば僕の勤務してた事務所ってデザイナーは全員女の子だったんですよね。
「生理用ナプキンで可愛いデザインのがCMされててすごく気になってる!」
という話を僕がしても、
「えっ!?キモッ!なに口走ってんの!?マジキモいんですけどっ!!」
とか言われないどころか、営業の女の子に
「買ってきましたよ!ハイ、これですよね?」
と手渡しされる環境だったので、僕にとっては善意しか存在しない教会のような良い環境でした。
男だと買いづらいですしね、いくら職業柄デザインが気になるといえども。ドラッグストアで見つめているだけで汚れた僕は逮捕されます!あとコスメ系とかも職場のシスターに施しを受けてました。
ちょっと話が脱線しましたネ。
自称・港区のビジネスパーソンだった僕は、それこそビジネス書を読んだりすることが好きだったので、マーケティング関連の知識は本やインターネットでよく調べてました。
だから少しだけ知ってはいるんですが、おおらかな時代だったあの当時はグラフィックデザイナーの必須スキルじゃなかったんですよね。
とはいえ令和のこのご時世、グラフィックデザイナーでもマーケティングスキルは必須だと思います。紙媒体でも工夫すれば数字は出せますしね。
ということでお金を貯めて深堀りセミナーに参加しなければ!とあらためて思った次第でございます。
あと正直、僕にとっては重要度低かったんですが、参加者からの質問が一番多かったのは資金調達の講義です。
融資を受けられるタイミングをみなさん気になさってました。どれくらいのスピード感で融資可能なの?設備投資が追加になったらどうなるの?あるいはそもそも審査に落ちるケースはどんな人?などなど。店舗を構える業種の方だと気になるところですよね。
コロナ渦なので交流会のようなものはなく、みんなセミナーが終わるとそそくさと退室してしまってたので、人脈作りという点では少し残念な結末でしたが、それでも「我が街の重鎮!」の方とは名刺交換させていただき、商工会議所の研究会にお誘いいただきました。
週イチで通った起業セミナーでしたが、充実した1ヶ月間を過ごせました。これをきっかけに虚構ではなく現実のシン・ビジネスパーソンとして、美女との札束風呂を目指し精進いたします!
ただ今回のセミナー費用は経費で落とします!!