怒りの心理学-前編

記事
占い
インドの神秘家和尚OSHO

の講話集より抜粋したものを転載



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怒りの心理とは

あなたがなにかを欲しがったのに

だれかがそれを邪魔したということだ



だれかがブロック、障害物になった

あなたの全エネルギーが

なにかを得ようとしていたが

だれかがそのエネルギーをブロックした

あなたは自分が欲しいものを手に入れられなかった



さあ、この行き場を失ったエネルギーが怒りになる

欲求を満たす可能性を台無しにしたその人物への怒りに



あなたが怒りを止められないのは

怒りが副産物だからだ

しかし副産物がいっさい生まれないように

なにかほかのことをすることができる



人生では、ひとつのことを覚えておくといい



なにかをかたくなに欲求してはいけない

まるでそれが生きるか死ぬかの問題であるかのように



少し遊び心をもちなさい



私は欲しがってはいけないと言っているのではない

なぜなら

それはあなたのなかで抑圧になるからだ

私が言っているのは

欲しがるのはいいが

その欲求を遊び心に満ちたものにしなさい

ということだ



それを手に入れられるのならけっこうだ

それを手に入れられないのなら

たぶんタイミングが悪かったのかもしれない

またやってみればいい

祈りのわざを少し学んでみなさい



欲求に自己同化しすぎると

それがブロックされたり

妨害されたりしたときに

私たち自身のエネルギーが火のようになる

それがあなたを燃え上がらせる



そしてそのほとんど狂気の状態では

あなたはなんだってやりかねない

後で後悔するようなことでも

それが次々と出来事を引き起こし

あなたの人生全体が

もつれあってしまうかもしれない



このために何千年にもわたって

「無欲になれ」ということが言われてきた



さて、これは非人間的なことを要求している

「無欲になれ」と言った人びとですら

あなたにある動機、ある欲求を与えている



無欲になれば

モクシャ、ニルヴァーナの究極の自由

に到達するだろうという

それもまた欲求だ



もっと大きな欲望のために

欲望を抑圧することができるし

あなたは自分がいまだに同じ人間だ

ということさえ忘れてしまうかもしれない



あなたは目標を変えたにすぎない



確かに「モクシャ(解脱)」を

得ようとする人など多くはないから

たいした競争にはならないだろう



じつのところあなたが

モクシャの方向に進みはじめたことを

人びとは大いに喜ぶだろう

人生の競争相手がひとり減ったのだから



だが、あなた自身はなにひとつ変わっていない



そしてあなたのモクシャへの欲望を

妨害するなにかがつくりだされると

またもや怒りの炎が燃え上がる



そして今回ははるかに大きなものになる

なぜなら、今度は欲望がずっと大きいからだ

怒りはつねに欲望に比例している



後編へと続く



インドの神秘家和尚OSHO講話集
Osho, The Sword and the Lotus,  Talk #9より抜粋



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