こんにちは。
恋愛心理アドバイザー白浜ゆうりです。
恋愛相談を受けてきて気づいた相談者の共通点があります。
それは、私の相談室に来る方々はほんとーに優しい人が多いです。
優しいからこそ、繊細で深く思い悩んでしまうんですね。
恋愛で苦しんでしまうのは、優しい人の宿命なのかもしれません。
理不尽なことに冷酷な人は恋愛で深く悩むことは少ないんですよね。
「あーもういいよ、さよなら」とすぐに別の異性に切り替えができるから。
「私の魅力に気づかないなんて、こいつの目は節穴か?」と思ってしまうような高飛車なタイプは私の相談室に用はないわけです(笑)このタイプの人って、元々他人に期待をしないで生きているものです。相手を失って傷つくほどに相手にのめり込まないのです。
特に恋愛でのプライドが高い人は別れた相手にすがらないですね。
自分のプライドが傷つくきっかけをあえて作りたくないからです。
逆に私の相談室に来られる方は、一途で愛情深く、謙虚な人が多いです。
「私が○○してしまったから嫌気がさしてしまったのだと思います」
「彼から連絡なくなって、もう1年も待ってしまってます」
一途で健気(けなげ)すぎて、抱きしめたくなるほどです。
基本的に、相手への悪口よりも、自分を責めてしまう人が多いなと思います。客観的に見て「相手の方が悪いだろ」と思うことでも、「自分が至らなかったから」と本気で思っています。
やりとりの中で「あーなんて愛情深くて優しい人なんだ・・・」と私もよく思います。相談者の元恋人に対して「こんなに優しい人を手放すなんて、可哀想に」と思ってしまうほどです(笑)
自分のことをそんなに好きでいてくれる人って本当に貴重なのに・・・。
でも相談者は優しいからこそ、相手の言動一つ一つを気にしてしまい、落ち込んでいます。
相手に尽くす人、愛情深い人って本当はとても価値が高いものです。
あなたは尽くしたいタイプですか?尽くされたいタイプですか?
尽くされたいと思う人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
だからこそ、実際に尽くせる人の方が世の中で需要が高いです!
他人のために行動に移せるほど思いやりがある人って、実はなかなかいないのです。だからこそ、この世の中には誰かの言動で傷つく人が多いわけで。
それが相手に好かれたいという気持ちからだとしても、相手のために尽くせるのってすごいんです。
でも、恋愛関係で「尽くす側」に立ってしまうと、相手に軽視されがちなんですよね。優しいだけでは上手くいかないんです。
「尽くす側」はどうしても「自信のなさ」が相手に見透かされてしまうのです。
・尽くさないと相手に好きになってもらえない
・尽くさないと相手は離れていってしまうのでは?
という自信のなさが相手に伝わると、相手は調子にのります。
尽くす人は自分から「自分の価値の低さ」を相手に見せてしまっています。(本当は価値があっても、相手にとっては価値がないように錯覚されてしまいます)
愛情深く尽くすことは、相手の気持ちが自分と同じだけ高まってなかったら、逆効果になります。
尽くしすぎると、相手は「自分も何か返さなきゃいけない」「自分も同じだけ好きでいなきゃ」とプレッシャーを感じて「重いから別れたい・・・」となってしまうからです。
そのため、一途で愛情深いという長所を発揮するときは、「相手も同じくらい自分に愛情を向けてくれているか」を考えてからにしましょう。
優しくて繊細な人が都合の良いように利用される側にならないためにも、対等な関係を意識してください。
優しい人は自分の心を守るためにも、「相手の愛情を見極める力」が必要なんですね。