在庫管理 (ABC管理)

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IT・テクノロジー
まず、なぜ商品を在庫するのか?
ということを理解しておかなければなりません。
お客様から注文が来た時に即納する必要があるかどうかで決まります。
または、仕入の金額の差が生じる場合。(大量に仕入た方が安い。)
集客の問題(ここに来れば希望の物が常にある。)等
在庫するメリットを十分理解しておく必要があります。
このメリットは業種によっても様々ですね。

在庫する物をどの様に決めるのでしょうか。
様々な方法がありますが、ABC管理について書いて見ます。
これは実際に行った事なので、「在庫管理」等を教えている方法と多少違うかもしれません。ご了承ください。

まずは、実際に受注している商品を「数」という要素で、どのような構成になっているかを調べる方法です。
在庫する要素としては「数」以外に様々な要素を考慮する必要があります。
「季節」で大きく変わる商品であれば、その要素も考慮しなければなりません。

このABC管理とはその要素のひとつ。「数」の要素で考えられているものです。
それは「偏差値」でその構成を調べる事です。たとえばある期間。1か月とか 1週間とかのを決めて。
「10個以上」の販売数は全体の何パーセントを占めるか。
   「9~5個」の販売数は全体の何パーセントをしめるか。
   「4~2個」
   「1個」 
そうして、全体の70%~80%での構成を調査します。
一度ではわからないかもしれません。
様々な「期間」と「数」の要素を変えて調べる必要があるかもしれません。

そして、ある程度の「数」的な要素が解ったなら、それぞれクラス番号を付けて行きます。(実際に行ったのは0~5までの数字を使いました。)

次にそのクラス番号と合致した商品にこのクラス番号を付けて行きます。

そうした「クラス番号」が商品マスタ等で明確になったなら、実際の在庫がどのような状態になっているかを知る事が出来ます。

現役時代にこの方法で実際に在庫状態を調べたら、全体の三分の一が売上に貢献していない商品で、愕然とした思い出があります。(つまりゴミ同然の在庫だったということです。)

このABC管理という考え方は、在庫管理の基本ですが、在庫の「健康診断」でもありますから、非常に重要な考え方だと思います。

これも、日々変化して行きます。今売れているものがこれから先ずっと売れ続けるとは限りません。逆に売れないものが売れ始める事もあります。
この日々の変化に対応する為にどのように運用して行くかも中々難しい問題です。

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