マーケティングフレームワークのお話

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ビジネス・マーケティング
マーケティングと言えば誰が思い浮かぶでしょうか?
私は真っ先に思いつくのは、株式会社刀CEOの森岡毅さんです。

USJの再建に尽力された方というと、ピンとくるのではないでしょうか?
元々マーケティングで有名なP&Gで、ブランドマネージャーとして米国でも勤務されていた超一流のマーケターです。

当然書籍、インタビュー動画からは学ぶことばかりなのですが、その中でも、今回は刀流マーケティングフレームワークについてご紹介します。

マーケティングを考える時には以下の順で進めていくという型になります。

①オブジェクティブ:目的を明確にする
何のためにその事業をやりたいのか、なぜやる必要があるのか?
根底にある問いを明確にしなければ、事業を動かしている中でブレが生まれます。

②戦況分析:現状の市場環境、内部・外部環境の把握、理解をする
目的は明確にした上で、自社が戦うフィールドがどうなっているのかを徹底的に調査、分析します。
市場性はあるのか?競合はどうか?自社の優位性は発揮できるか?多面的な観点から現実に向き合います。

③Who:誰に対して販売するのか
いわゆるセグメンテーション、ターゲティングにあたります。
ここで注意点として強く言われていたのが、差別化を意識しすぎるあまり、ターゲットを狭くしすぎないようにという点です。
なるべく、最大限に大きくとれる市場を見極める。そうしなければ、スケールできず、事業の成長が難しいからだと理解しています。

その中でも、PP(Prime Prospect)最も優先すべきターゲットがいます。
ターゲットが心を動かす要因は何か、インサイトを徹底的に深掘りします。

④What:提供価値は何か?
ターゲットに対する提供価値は何か?それは、ターゲットの不を解消するものであり、心の底から欲しいと思うものでなければなりません。

心を突き動かす要因と対になります。

⑤How:どうやって、ターゲットにWhatを届けるか?
ここまで深い分析が進んでから、ようやく具体的な施策、打ち手に移ります。
課題とセットで検討します。

本格的にマーケティングを行うとなると、勝率が上がる反面、人員も工数も資金も莫大に掛かります。

別の観点からビジネスと捉えると、ソフトバンク孫社長やユニクロ柳井社長が多社るように成功確率は低く、どんなに頑張っても10個やって1つ当たればいいほうだと割り切る考えもあります。

現実的には、資本が豊富な企業以外は、常に仮説を立てて、高速でPDCAを回していくことが成功への近道かと思います。

市場調査、マーケティング戦略も答えがない世界での戦いなので、初期仮説をある程度の精度で良しとして、実行検証を回してくことで正解に近づけていくことが良いのではないでしょうか。



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