食生活からの改善提案

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学び
本日のおしながき

・食わず嫌いの原因の考察

・出汁について

・五味を意識した味覚

・まとめ



食わず嫌いの原因の考察
 子供であれ大人であれ美味しい物はきっと食べたいはずです。自ら美味しくない物を常に食べたいという人はいないでしょう。

子供が嫌いになる原因は『美味しくない。』と、シンプルに感じてしまったのではないでしょうか?

昔から「子供の舌は正直だから。」って言いますよね。つい先日、久しぶりに観たアニメ「美味しんぼ」で、登場人物の男の子がシマアジの刺身を食べ比べするシーンがありました。

大人達が忖度しながら美味しいと賞賛を挙げる中、男の子だけはハッキリと「美味しくない!」

と言い切るんです。その後主人公の山岡の腕によって美味しいシマアジの刺身とそうでない物が明らかになりました。

確かに子供には色んな経験が不足していますが、良くも悪くも経験を積んだ大人の方が味覚に乏しい事はよくあります。

そういう点でも、子供は正直だと思いますね。

食わず嫌い、好き嫌いを沢山持っている親御さん方!
家庭での食事で化学調味料ばかりで料理していませんか?


もちろん、化学調味料を完全否定している訳ではありません。

僕が言いたいのは『本来の美味しさ』って何だろう?って事です。

日本人が一番飲むスープ「味噌汁」を例に取りましょう。

粉末の昆布やカツオの顆粒出汁の素、出汁入り味噌を混ぜてという作り方が、おそらく一般家庭でのスタンダードですよね。

仕事や家事に追われて料理まで手が回らない。。。ですよね。分かります。確かに簡単だし、早いし、美味しくない訳じゃない。

でもね。本来の旨味を知らずに育っても子供の舌は成長するどころか退化します。結局食わず嫌いになるんですよ。

出汁について
出汁ってそもそも何?って所ありますよね。

僕の出汁の定義は「旨味と香りが渾然一体となった水」です。
顆粒出汁の素を混ぜた水は、「香りには欠けるが美味しさでマスキングした水」です。

全然違うんです。

(フランス料理畑なので、出汁を語り出すと本アカウントの意味合いからどんどん遠ざかる程、語ってしまいそうなので自粛します 笑笑)→でも興味ある方には是非お伝えしたい。

話はそれましたが、上の2つの出汁は似て非なる物なんです。毎日とは言いませんが、お休みの日にでもしっかりと美味しい出汁をとってみませんか?

だって出汁は料理のベースになるんですから。

ちなみに下の写真は野菜のクズでとった野菜出汁です。あまり見映えしないですが、あえてこの写真にしました。出汁って簡単にとれるから。

これはトマトの皮、根セロリの皮、ズッキーニのヘタ、人参の皮、玉ねぎのクズなどです。

家庭でするならこれぐらいで充分出汁が出るんです。他にもネギの青い部分とか、蕪の皮とかパプリカの端っこ、大根のヘタも皮も。

家庭で出る野菜クズを数日溜めると結構な量になると思うので、ひたひたになる程度の水をはり火にかけて沸いたらアクを引いて、弱火で30分も火をかければすでに味は出ています。

その出汁でスープにしたり、煮物に使ったり、中華炒めに加えたりする水分にすれば良いんです。
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五味を意識した味覚
塩味、甘味、酸味、苦味

ここまでは予想つきますよね?辛味?って言ってしまいそうですが違います。

五つ目は、旨味です。
実は本場フランスの料理界でも旨味の事は「UMAMI」って言うんです。

フランス語も最近では、saveur (サヴール)旨味を指す言葉から、UMAMI(ウマミ)に変わって来ています。

この旨味の部分は美味しい料理に不可欠なんですが、化学調味料で一気にそのバランスは崩れていくんです。

 僕の料理は常にこの五味のバランスを常に意識しています。子供が甘目の味が好きだからといって糖分ばかり加えても美味しい料理にはなりません。ほんの少しだけ酸味を加える事で甘味とのバランスが良くなりますし。五味の五角形の形をイメージしながら料理してみて下さい。きっと変わります。

また、子供のうちってどうしても酸味や苦味が受け入れられませんよね。だからと言って酸味や苦味を避けた料理を作っても逆効果なんです。五味は舌の味蕾で感知しますが、舌は経験により育つ事は立証されています。慣れさせるのももちろん大切ですね。

逆を言えば、本来の味ではないものを食べ続けているとそれが当たり前になってしまい、味覚に乏しい舌になっていくでしょう。

まとめ
「うちの子ピーマン苦手です。ピーマンどうしたら食べますか?」

もちろんそれ皆んな知りたいですよね?

もちろん今後ピンポイントで僕なりの対処方法皆さんと一緒に考えて行きます。


でもね。。。

ピンポイントの食材で答えを探し出すのも良いかも知れませんが、料理自体から見つめ直さないとその場凌ぎになりませんか?
って事。「肩凝りが酷いんでマッサージして下さい。」って言うのと似ていると思います。

出汁の取り方なんて記事も今後作っていこうと思います。

何が正解かなんて分かりませんし、可能性は出来るだけ広げてあげたいから、間違いなんか気にせずにどんどん発信して行こうと思います。

『料理は人と心を動かす』

SEIJI












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