「失敗しないためのポイント」小規模事業者持続化補助金の実績報告

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ビジネス・マーケティング

1.小規模事業者持続化補助金実績報告の基本知識

1-1. 小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者等が販路開拓等に取り組む費用の一部を補助する制度です。

1-2. 実績報告とは何か?

実績報告とは、補助金を受けた事業者が、その補助金をどのように使ったか、またその結果どのような成果が出たかを報告することです。この内容を元に事前に提出している補助事業計画と経費の使い道などについて相違がないかを判断し、問題が無ければ補助金を受け取ることができる手続きです。

1-3. 実績報告の期限とは?

補助事業が完了したときは、その日から起算して30日を経過した日または「最終提出期限:補助事業実績報告書提出期限」のいずれか早い日まで(必着)に、実施事業内容および経費内容をとりまとめ、補助金事務局に提出しなければなりません。提出期限までに提出がないと、補助金の支払いができなくなりますので、十分ご注意ください。

1-4. 実績報告の提出方法とは?

実績報告は、Webサイト上での提出または郵送による提出が可能です。Webサイトでの提出方法は、指定されたフォーマットに必要事項を記入し、必要書類を添付して提出します。一方、郵送での提出方法は、必要書類をWebサイトからダウンロードしたものを印刷し、必要書類を記入して事務局宛に郵送します。

※商工会議所地区で事業を営んでおり、かつ電子申請(Jグランツ)にて申請をした方はWebサイトからの提出が原則となっています。

2. 実績報告書の作成方法

2-1小規模事業者持続化補助金実績報告に必要な書類とは?

実績報告に必要な書類には、①実績報告書(様式第8)、②支出内訳書、③経費支出管理表(Excel)などがあります。

①実績報告書(様式8)は、小規模事業者持続化補助金で展開する補助事業の概要や成果を記載する書類です。

具体的には以下の項目について記載をします。

以下 実績報告書(様式8)の内容について-------

1.補助事業名(補助金交付決定通知書の日付を記載のこと。)
    小規模事業者持続化補助金事業
    (20●年 月 日交付決定(第●回受付締切分))

2.事業期間
    開始  20●年  月  日
    終了  20●年  月  日

3.実施した補助事業の概要
(1)事業者名

(2)事業名

(3)事業の具体的な取組内容

(4)事業成果(概要)

(5)事業経費の状況

(6)本補助事業がもたらす効果等(※)

(7)本補助事業の推進にあたっての改善点、意見等


以上

内容はできるだけ数字を用いて客観的に記載するようにしましょう。
※具体的な数値やデータの記載が無い場合は事務局より修正依頼が返ってくることがあります。


②経費支出管理票は、購入した「何を」「いつ」「いくつ」「どこから」「いくらで」「何のために」の詳細を1つずつ記載する書類となっています。
具体的には経費支出の証拠書類として、

・見積書
・発注書
・納品書
・請求書
・振込明細書
・成果物      

等が必要となります。

期日前に慌てて準備しなくていいように、補助事業ごとに予め必要書類を準備、整理しておくことをおすすめします。

③支出内訳書は、経費区分ごとに合計金額を入力する書類です。金額を正確に入力すれば、受け取れる補助金額が自動計算される便利な機能があります。

※支出内訳書は公式サイトよりExcelフォーマットがダウンロード可能です。

2-1. 実績報告書の作成方法 

実績報告書の具体的な作成方法については、補助金事務局のWebサイトに詳しい説明があります。また、動画で学ぶ実績報告作成方法も掲載されています。

2-2. 提出書類の確認事項

実績報告書の提出にあたっては、以下の書類等を提出する必要があります。
・実績報告書類
・補助金を受け取った経費に関する証拠書類
(領収書、請求書、振込明細書など)
・事業の状況を示す資料(補助事業実施による売上高や利益など)

これらの書類は、全て正確で詳細な情報を記載し、必要な箇所には署名・押印(郵送の場合のみ)をして提出する必要があります。提出前に不備がないようにしっかりと確認するようにしましょう。

3.小規模事業者持続化補助金実績報告における注意点

3-1. 実績報告書で審査される点は?

実績報告書には、実際に行った取り組みやその成果について記載し、支払った経費については経費明細にまとめて報告します。この報告書が補助金の支給に必要な書類となるため、計画内容に則った取り組みを行ったかどうかなどが審査されます。

3-2. 経費支払いに関する注意点

経費の支払いについては、必ず補助金の採択が決まってから発注や購入を行うようにしましょう。(厳密には交付決定通知書が届いてから)
交付決定前に支払いをしてしまうと、対象外となってしまうため注意が必要です。また、補助金の支給は通常、経費支払い後に行われるため、つなぎ資金の準備が必要です。


まとめ

小規模事業者持続化補助金の実績報告は、補助金を受けた事業者が使った経費や成果を報告する手続きです。実績報告書に必要事項を記入し、必要書類を添付してWebサイト上で提出するか、郵送することができます。

実績報告書は提出期限までに提出し、必要書類をきちんと準備することが大切です。また、実績報告書には、補助事業の概要や成果の他、経費支出管理票や支出内訳書などの書類が必要となります。補助金を受け取るためには、適切な報告書を提出することが必要不可欠です。


以上、最後までお読みいただきありがとうございます。

【小規模事業者持続化補助金】の実績報告に関する疑問点などがもしありましたらお気軽にメッセージにてお問い合わせください!



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