インナーチャイルドに問いかける

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コラム
こんにちは。うららです。

記憶の中の原風景
家へと続く坂道を、母が先に立って歩いていきます。
4歳ぐらいの私はその後ろを一所懸命歩くけど、
母は足が速いので、どんどん距離が離れていく。

私は途中で立ち止まり、母の後ろ姿を見ている。
一度も振り返ることなく歩き続ける母。
みるみる小さくなっていく後ろ姿を見ながら
私はいつもこう考えていました、

もしも今ここで私がいなくなっても、
あの人きっと気づかないだろうな。

ほんとにいなくなってみようかな。
どっかに隠れて、そのまま死んじゃってみようかな。

そのときの
なんともいえない寂しさ、悲しさ、虚しさが、
私の中にしっかりと根を張っていたんです。


心理ワークで色褪せさせる
こういった『原風景』があるなら、
その光景を思い浮かべて、まず色を抜きます。
モノクロ動画になったら、それを静止画にして、
その画像を見えなくなるまで縮小、
もしくは削除します(アプリで写真を編集するように)。

こういう作業を何度か繰り返すと
何かのきっかけで原風景が蘇ってきたときも
それほど影響されなくなります。


「愛されなかった」は本当か?
それでもまだ
「わたしは愛されたことがない!」
と言い張るインナーチャイルドがいて、
“愛されてない証拠”を見せてやる、とばかりに
恨みつらみや批判を繰り出してきたとき。

こんなふうに訊いてみました。

ほんとにそうなの?
1秒ぐらいはあったんじゃない?
何もしてもしなくても
何ができてもできなくても
ただいるだけで100%愛された瞬間が
一度もなかったと言いきれるかな?

「なかった」と、その子が言うのなら
じゃあ0.5秒は? 0.1秒は? 0.01秒は?
と、やさしく問い続けていくと
記憶の奥の奥の奥の方から出てくる。

この子を産んでよかった、とお母さんが感じたことを
自分が感じ取った瞬間が確かにあったということが。

それがたとえ0.0001秒だったとしても……。


その瞬間を拡大する
そしたら次にすることは、さっきの心理ワークと逆の順番。

無条件に愛されたその瞬間を、今ここに持ってきて、
ぐーんと引き伸ばして、色つけて、動画にして、見るんです。

時間は主観的な概念なので
なんぼでも好きなだけ拡大していいんですよ。

やってみて、もしも涙が出てきたら我慢しないで泣いてね。
特にエンパスさん、HSPさんは涙もろい人が多く、
ふだんは泣きたくても我慢することが多いので。


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