体感値を増やすことで解像度を上げる

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ビジネス・マーケティング
集中して調べ物をしていたので少し空いていました。

今回は体感値の話です。

抽象→具体として解像度を上げる

ビジネスなどを取り扱うと概念や言語などで抽象度が高くなります。例えばビジネスといっても何をやるかで変わるわけですが、スタートアップ、大手、スモールビジネス、個人事業を一緒にはできないじゃないですか。

でもこれらを一緒に話してしまう、または対象者が限定されているとか、そこが前提としてあると思ってしまうとミスリードしやすいですよね。こういうのって基本のようで実は色々と前提があることに注目する、実は言ってないこと(意図して言わないのはどうかと思いますが)も多いのかなと。

例えば今回一つ例を上げるなら、広さです。面積ですね。これってもう経験とか体感を増やすしかないのですが、自宅の間取りの広さなら屋内イメージが増えますし、公園とか店舗とか外であればその広さがどれくらいか。
例えば、山などで1haは1万㎡のようですが、大きそうですが、100m×100mというという意外に小さいんですよね。というのが畑とか山の単位とかになってくるのは面白いですよね。

つまり、何かの広さも基準単位があると。東京ドーム1個分はおもしろいですが、そういう基準単位があるかどうか。自分の中のものですよね。それがあるとぐっと解像度が上がるわけです。

ここでは面積としましたが、ビジネスとしても自分で売れなくてもですよ、売ろうとした経験があるかだけでもビジネス解像度は上がると。経験値といったほうがいいですかね。売れればそこでさらに上がる。継続したり、数値やデータなどを入れていくともっと高まります。

これが、抽象的な概念やイメージを具体で彩って理解していく流れです。

具体→抽象でまとめて持ち運ぶ

順序はないですが、次に具体→抽象というところで考えてみます。

これは先の例でいえば面積とかビジネスとかですが、これも店舗で200㎡程度であれば客席がどれくらいかーとかが見えるわけです。基準とするのは行きつけのカフェでも居酒屋でもなんでもいいわけです。目安が欲しいというわけです。

そこから抽象化すると、飲食店経営は坪や平米でこれくらいあると席数はこれくらいだから、客単価と回転率をかければーというのが掛け算とか割り算で出ます。これが「当たるかどうか」はどうでもよくて、試算出来てそれなりに筋が良さそうなところへ思考できるかどうかです。

つまり、明らかに無理筋なのか、少しやると何か改善できそうなのかっていう「当たり」ですね。正解でなくて、その当たりをつけるのが大事ですよね。

抽象化するとは、先の自分の行きつけの店が具体であり、それを飲食店経営ビジネスとかでまとめることが抽象化です。つまり、他の店や事例を知っていればそれもまとめられるので、肉厚になり精度が増します。

例えば、カフェとカレー屋なら違いがあるわけですが共通点も多いかもしれません。そういう違いとか共通点を意識するとまとまりやすいですよね。

持ち運ぶとは、抽象化すると「飲食店経営」という言葉や概念で持ち運べるので、楽なわけです。あとは展開、解凍すればいいので、それが具体化されるということになると。

具体と抽象を繰り返すことで経験値や解像度を上げる

偉そうな事は言えないのですが、結局この具体的なインプット、またはアウトプットをする。そして抽象的にインプットを具体化するとか、抽象化してまとめるとか。そういう繰り返しなのかなと改めて感じたところでした。

これはコミュニケーションでもそうじゃないですかと。自分の言っていることが抽象度が高くて曖昧で理解できないなら、具体的に相手がイメージしやすいレベルで話しますから。逆にそれは知っていてまどろっこしいなら概念レベルで話してしまうと。これらはもう経験値や解像度次第なのだろうと思います。

解像度が高いから偉いとかそういうことではないんですが、少なくともビジネスや商売をするというところは、お客のことをより理解したり、より喜んでもらう工夫をしたりということが、心から出来ることなのだろうと考えています。
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