乗り切れるというのは、それで実行までいってそのままでいいかということですね。
例えば「思いついたアイデア」→「世の中に通用する」→「そのままでいい」という流れです。ですがこれはほぼないと思っていて、例外はあれど、それぞれのフェーズで打ち砕かれるというか、違いを感じるわけです(笑)
それを少し書いてみます。
思いついたアイデアはまず否定されやすい
アイデア思いついたぞ!ということで、そのアイデアが生まれたとします。
僕も今手元に3つほどアイデアが書いてある、4つですかね、あるんですが、これがどれもいけるとは思ってません。ただ、このアイデアを思いついたことをメモする。アイデアがあることを明記する。ここが大事かなと思います。
いくつかは友人に話してみたり人に話してみて、その反応を伺ったりします。良さそうなら、当然じゃあ更に磨いていくというわけです。
ただここの時点で良いと自分で思ってそのままやれるかは別です。人に話すはそういう意味で有効です。
そこで、否定されるとか、違うよねと言われることもあるので、そこをどう受け止めるかになりそうです。多くはここで諦めるので、諦めるから駄目とかではないんですが、どうすればいいかと考えていけるか?その熱量となると、結構ここで終わります。
なぜなら「思いついた」だけなので、「言ってみただけ」だけである。だからこそ、熱量が低いわけですね。
試したら通用する
この試したらも何でどうやるか。あとは広く社会にというのも大きいので、なかなかとらえどころがないですよね。
ただ、試したら通用したもそのレイヤーとかレンジの話でして、多くに通用すること=市場が大きくなるといってもいいかなと。ただそれだけのものさしでは面白くないのもありそうです。
ここで通用したから、誰かが良いとかいったからは、自信になります。これはとても分かります。ただそれだからうまくいくとか、そのままのアイデアでいいわけでもないわけですね。
正確にいえば、思いつきを改良したアイデアでツギハギでやっていてもそれはやはりツギハギであって、そこから丁寧に作るか、作り直すとかとなると、当初のツギハギから改良していくことが求められるというわけですね。
そのままでいい
最後は変化しないというか、最初の思いつきで良いかどうかってことですね。
まあこれは最初に鼻を折られるというか、うまくいかないのでそこで変化せざるをえないという感じですね。
そもそもアイデアが成立すること自体が少ないので、優れたアイデアだからうまくいくとかってことでもないんですね。むしろ、適応というか調整というところで、どう状況把握→仮説検証→再アイデアみたいな感じで調整していく感じが強いです。
それをせずですね、そのままある最初のXという思いつきでやろうとすると、結構きついかなと。きついというか、変化や調整の機会でそれをやっていかないといけないってことですね。
ここで、最終的に思いつきでそのままありたい、熱量はないけれど変える気はない。という時って、まあ運もありえますが、うまくいかないことが多いですね。そもそも熱量がないことをあえてやらなくていいですし、思いついたものは叩き台としてそこから磨いていくという考え方がベターなんじゃないかなという話でした。