2023/09/10 仙台 東北 吉方位旅行2 女川交番

石巻という駅まではJRで１時間ほどです。のんびりとしたローカル線に揺られていきます。途中、名勝松島湾を横目に太平洋の煌めきを浴びて進みます。

石巻は仙台に次いで宮城県第二の人口だそうです。港があって工業都市のようなイメージがあります。このへんの上空に自衛隊のブルーインパルスが訓練飛行をするそうで、それを見に観光客も訪れるとか。

東日本大震災では壊滅的な被害を受けましたが、だいぶ復興が進んだように思いました。

石巻で一泊して、翌朝、JR石巻線を東進して女川まで行きました。女川は入り江にできた町なので津波でたいへんな被害を受けた町です。復興の様子を見たいと思っていました。

女川の駅に着くと芸術的なデザインの駅舎がすばらしく思ったのですが、なんと駅に温泉施設も併設されていて午前９時から入れるとのことでした。まだ８時過ぎだったので、駅から海までの商業施設を歩きました。

復興の一環なのでしょうが飲食店や土産物屋の並ぶ洒落た商業施設ができていました。港に行くと、震災で流された女川交番が震災遺構として残されていました。鉄筋コンクリート造の建物が津波で流されたのは、ここが日本で初めてだったのだそうです。津波のすさまじい威力の爪痕です

女川駅から海までは「シルバーピア女川」というショッピングモールができています。たいへんな被害を受けたことを微塵も感じさせないほど整然としたモールは、ここが小さな漁港であることを忘れさせます。

ここで海鮮丼を食べたり、焼きハマグリを食べたりした後に、「障がい者就労支援施設きらら女川」で、お茶しました。すると、店員さんが「これもどうぞ」と言って写真のお菓子をくださいました。

こじゃれたカフェはたくさんありますが、こんなサービスをしてくれるところはなかなかありません。被災されて大変な目に遭ってきたのだと思いますが、旅人に優しさを振り向けられる女川がとても好きになりました。

さて、今回の旅の吉方位効果ですが、仙台が私が住む東京の家からみて東北には当たるのですが、微妙に北にも近いので一泊目の宿泊地を仙台ではなく、より東北寄りの石巻にしました。

この月は、月盤で北が丙寅で暗剣殺、東北が甲子でした。丙寅も甲子も私にとっても良い干支なのですが、暗剣殺は絶対に避けたかったので、なるべく東北よりに宿泊し象位も東北（もしくは四緑木星）が出るのを期待していました。

結果としては目立った象位は現れませんでした。しかし、闇夜に切りつけられる象位である暗剣殺も出なかったので、良い旅行になったと思います。