苦手だった読書をダイエットに結び付けて習慣化できた話

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こんにちは、ほうりです。

今回は苦手だった読書をダイエットに結び付けて習慣化できたことについてお話していこうと思います。

私は読み専時代を込めて30年以上二次創作界隈に身を置いていますが、お恥ずかしながら字書き(二次創作小説書き)として同人活動をしていても、活字のみの書籍に対して抵抗感を示し、ろくに読書をしていませんでした。

二次創作に限らずとも、多くの成功者や著名人たちは必ずといっていいほど読書を習慣化していますし、実際に人は読書をすることによって様々な恩恵が享受されます。

その主なものは

知識の獲得

認知能力の向上

ストレス軽減

想像力の鍛錬

言語能力の向上

といった、人生100年時代と言われるこれからの長い道のりを歩むにあたって、是非とも身に着けたいものばかりです。

しかしながらかつての私を含めたほとんどの人は、読書を習慣化したいと思いつつ、なかなかそれを実現できていません。

文化庁の「2018年国語に対する世論調査」によれば月に1冊も読書しない人は47.3%、読書量が減っていると答えた人は67.3%という結果が出ています。

私自身もこうしてnoteやメルマガ、ブログを書いたりyoutube動画で情報配信をするにあたり、読書をして知識を仕入れなければならないと思いつつも月に一冊も本(活字のみの書籍)を開かずにいました。

その理由はやっぱり面倒くさいという思いと、何よりも自発的に読書をした記憶よりも学校や周囲の大人たちから強制されて読まされたという記憶の方が根強いからだと思っています。

特に読書感想文という課題においては自分が読みたい本の感想ではなく、興味のない退屈な本の感想を書けと強要されたことが読書に対して苦手意識となり、それは大人になってもなかなか晴れるものではありませんでした。

しかしこんな私でも、苦手だった読書をダイエットに結び付けたら習慣化できるのでは?と思い、まずは電車での通退勤の隙間時間に読むことから取り組んだ結果、毎日本を開く習慣が付き、二日で一冊のペースで本を読むことが出来ています。

ひと月に換算すればおおよそ10~15冊もの本を読むことになり、1月に0冊の頃と比べれば十分な進歩です。

では、どうしてダイエットと結びつけることで毎日本を開く習慣と二日で一冊のペースで本を読むことが出来るようになったのでしょうか?

というわけで本題です。

人間とストレスホルモン


結論から言いますと、ダイエットと読書を結び付けたきっかけは、読書は6分間続けていると68%のストレスが軽減されるという情報からでした。

ストレスとは、ダイエット中の人やダイエットを習慣化した人間にとっては大敵であり、上手に発散していくことが成功の鍵になります。

人間はストレスを感じると脳の視床下部から副腎皮質に信号が送られコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。

コルチゾールとはストレス反応や炎症反応を調節する役割を持ち、体をストレスから守るための重要なホルモンです。適度なストレスは体を活性化させるために必要なものですが、長期間にわたる慢性的なストレスや過剰なストレスはコルチゾールの過剰分泌を引き起こす可能性があります。

これにより体のバランスが崩れ以下のような健康問題が引き起こされる可能性があります。

1. 免疫機能の低下: 過剰なコルチゾール分泌は免疫機能を低下させ、感染症や炎症のリスクを高めることがあります。

2. 精神的健康への影響: 過剰なストレスやコルチゾール分泌は、うつ病や不安障害などの精神的健康問題を引き起こす可能性があります。

3. 代謝異常: 過剰なコルチゾール分泌は、血糖値の上昇や体重増加、高血圧などの代謝異常を引き起こす可能性があります。

どれもこれも避けたい健康問題ですが、3の代謝異常は特にダイエッターとしては何としてでも回避したい事象です。

そしてこの代謝異常を引き起こす原因の一つがインスリンです。

コルチゾールとインスリンの因果関係


インスリンはコルチゾールと同様に体内で重要な役割を果たすホルモンです。

インスリンは膵臓から分泌される血糖降下ホルモンであり、血糖値を下げることでエネルギーの代謝を調節します。そんなインスリンはストレスホルモンであるコルチゾールの過剰分泌により以下の支障が出ることが挙げられます。

1. コルチゾールの増加とインスリン抵抗性: 長期間にわたるストレスや過剰なコルチゾール分泌は、インスリンの効果を低下させるインスリン抵抗性を引き起こす可能性があります。これにより、血糖値の上昇や糖尿病のリスクが高まることがあります。

2. コルチゾールと血糖値:コルチゾールは、ストレス時に血糖値を上昇させる働きがあります。これは、インスリンとのバランスを保つために重要な役割を果たしています。しかし、長期間にわたるコルチゾールの過剰分泌は、血糖値の不均衡を引き起こす可能性があります。

3. コルチゾールと食欲: コルチゾールは食欲を増加させる作用があり、ストレスや過剰なコルチゾール分泌によって食欲が増加し、体重増加やメタボリックシンドロームのリスクが高まることがあります。

以上のように、コルチゾールとインスリンは体内で密接に関連しており、バランスの取れたホルモン分泌が重要です。ストレスや生活習慣の改善などを通じて、コルチゾールとインスリンのバランスを整えることが健康維持に役立つことがあります。

そしてこのストレスの解消方法に最も効果的なのが読書というわけです。

読書とダイエットの意外な親和性


なのでもう一度結論を言いますと、読書は6分間行うと68%のストレスが軽減されるという研究結果が出ています。そして読書にはストレス軽減以外にも以下のメリットが得られます。

1. 知識の獲得: 読書を通じて、新しい知識や情報を得ることができます。本を読むことで、様々な分野について学ぶことができ、自己成長や知識の幅を広げることができます。

2. 認知能力の向上: 読書は脳を刺激し、認知能力や思考力を向上させる効果があります。文章を理解し、情報を処理することで、脳の活性化につながります。

3. 想像力の刺激: 読書は想像力を刺激する効果があります。物語や情景を想像することで、創造性や想像力を高めることができます。

4. 言語能力の向上: 読書は言語能力を向上させる効果があります。新しい単語や表現を学ぶことで、語彙力や表現力が向上し、コミュニケーション能力が向上することがあります。

等の他に、更に読書は人間の精神的な健康や幸福感にも良い影響を与えることが知られています。

そして何故読書をすればストレスが軽減されるかについてですが、本を読むことにより心を落ち着かせたり気持ちをリフレッシュさせるリラックス効果や、 脳の活性化、 想像力の刺激により物語の世界に没頭することで日常のストレスから離れたり、新しい世界や視点を体験することで、気持ちがリフレッシュされることが挙げられます。

このほかにも読書をすることで認知低下が32%遅くなることや、性別、年齢に関係なく1日30分(週に3時間半)読書をしている人の方がしていない人に比べて、20%も長生きすることも証明されています。そのストレス軽減効果は音楽鑑賞や散歩、コーヒー、ゲームよりも効果的であると言われています。

ストレスを軽減すればコルチゾールの過剰分泌が抑えられて食欲が収まる


そして先述の通り、ストレスが溜まるとストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌され、それに伴いインスリンの効果の低下や、食欲を増加させることで太りやすい体になってしまいます。

つまり、読書をすればストレスが軽減される=ダイエットの成功や日々健康的で心豊かな生活を送ることに繋がっていくのです。

私は40歳から約三年間かけて97㎏から‐30㎏以上のダイエットに成功し、今ではすっかりストレスを溜めずに日々健康的で心豊かでいつもウキウキワクワクとご機嫌で過ごすことを心がけています。

この心がけを常に守り続けるためには、過度なストレスを溜めないことが必要不可欠であり、それを実行するためには6分間で68%のストレスを軽減する読書を取り入れた方がコスパがいいのは明白です。

最初はストレス軽減効果を目指し、21日後には内容をインプットするゴールを更新する


こうした理由から私は読書を取りれて行こうと決意しました。

ちなみに読書を習慣化させるための最初のうちは、あくまで読書はストレス軽減効果の手段であると徹底することが重要です。

ただでさえ読書という行為に対して強制的にやらされたというこびりついている苦手意識を脳に手放させて新たな習慣として取り入れている最中に、内容をしっかり理解してインプットして知識として世の中に還元するという目的を課すのは、ようやく30㎏のバーベルを持ち上げられるようになったところにいずれ100㎏のバーベルを持ち上げることになるのだからと70㎏のバーベルを追加して持ち上げさせることと何ら変わりありません。

そんな事すれば一生ものの怪我を負って再起不能になる危険性が高くなり、下手をすれば一生筋トレなんかしない!とトラウマを植え付けてしまいます。

読書もそれと同じで、まずは習慣化の目安である21日まではあくまでストレス軽減効果として行うことを徹底してください。

そしてそれに慣れたら新しい負荷として、内容を理解してインプットする、更に21日後には、知識として世の中に還元するという負荷をかけていけばいいのです。

読書をするにはどんな本が向いているの?


ちなみに読む本はあなたが気になる本ならなんでも大丈夫です。

大事なことなので何度も言いますが、昔の私を含めて読書が苦手な人は、読みたくもない本を無理やり読まされることを強制されたことが根深く脳に刻まれているからです。

なので読みたい本であれば児童書や漫画で全然OKですし、有名なブロガーの記事やメルマガ、何なら推しジャンルの二次小説や漫画でもいいと思いますw

読書を習慣化するためにはまずストレス軽減効果を目的にする⇒ストレスを溜めないことの第一は自分の読みたい本を好きなだけ読む。

これに尽きます。

ただし、ニュース記事はストレス軽減にはならないので避けた方がいいでしょう。ニュースは基本的にネガティブな要素を拡大して伝えているので、ストレスが軽くなるどころか増えてしまうからです。

そして好きなジャンルだからといって、ジャンル内の動向に疲れていたり、周りの作品と比べて自分は…と落ち込んでいる時はこちらも避けた方がいいと経験上お伝えしておきます(^_^;)

紙媒体、電子書籍、どっちがいいの?


ちなみに紙媒体と電子書籍のどちらが好ましいかというと、これも結構意見が割れるところです。

個人的には紙媒体も電子書籍もそれぞれいいところがあるので、状況や心境に合わせて好きな方で読むのが一番だと思います。

紙媒体の場合、ページをめくる感触が好きであるなら迷わずこちらを選べばいいでしょう。
また、しおりを二枚利用することで読んだページ数がしっかりと確認できるので、「ここまで読むことが出来た!」という自分に対しての自信や成功体験が積み重なり、読書に対しての前向きさに繋がります。

そして電子書籍はスマホにアプリを入れておくだけでいつでもどこでも読める手軽さがあり、Amazon Kindleの場合、購読した本に基づいて自分好みの本をお勧めしてくれるので、読み終わったら何を読もうか?と悩む必要はなくなります。

ちなみに私は、お風呂に入りながら電子書籍で本を読むことにハマっています(スマホは防水対策済み)。リラックス効果が相乗になりますし、何より紙媒体だとふやけてしまうという心配があるので、この組み合わせは最高だなと個人的に思います。

なのでまずは両方試してみて、ストレスの溜まらない方法を選ぶのがいいと思います。

まとめ


というわけでまとめです。

〇苦手だった読書を習慣化できたのは、ダイエットにも効果があると気づいたから

〇ストレスが溜まりすぎるとコルチゾールが異常分泌し、インスリンの効果が低下して太りやすくなる

〇そのためにストレスを溜めないことが大事だが、読書は6分間で68%のストレス軽減が見込めるためその効果は絶大である

〇読書を習慣化する最初の3週間はストレス軽減効果を目指し、それ以降は3週間ごとに少しずつ課題を増やしていく

〇読む本は興味のあるジャンルなら何でもいいし、漫画や児童書でも効果はある。ただしニュース記事は例外である

読書といえば秋のイメージですが、読書は手軽にできる最高のストレス軽減法であり、ダイエット効果も見込める上、脳の活性化や知識が増えるコスパのいい趣味です。

おりしも明日からは長期休暇。日頃の仕事の疲れや原稿疲れのストレス解消に、是非気になる本を片手にまずは6分間68%のストレスを軽減してみてはいかがでしょうか?

まずは本を開いて一行読むところから始めていき、だんだん読む行数やページ数を増やしていけば、立派に読書は習慣化になりますよ!

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