恋愛相談/復縁相談時の個人分析とは何か?【MBTI恋愛版】

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コラム
私の恋愛相談や復縁相談には「個人分析」というサービスがあり、依頼する商品によって最初からセットになっていたり任意で申し込んだり出来るものなのですが、先日新規のご相談者様から個人分析って何をするのかと聞かれ、そういえば具体的にどこかに書いた事ないな…と思いました。
逆に言えば謎に包まれた個人分析を結果だけで今まで何百件も依頼してもらっているというのもありがたい話しです。

詳細は後述するとして、個人分析はご本人ないしはお相手の事を細かく分析していくサービスです。
大きな事を言えば、ちょっと難しい恋愛版MBTIだと思ってください。

エピソードを聞いて「恐らくこうかな…?」と推察してアドバイスを考えたとしても、アドバイスが真逆になる程個人分析をやるのとやらないのではアドバイスの精度が変わるものです。

多くのご相談者様がこれをやってもらいたいと仰って私に相談を依頼してくださるのですが、でも結局何をどう分析するのか?が分からないと思うので今日はそれを書いて行こうと思います。
基本的にご本人の個人分析もお相手の個人分析も、私が大量に質問をするのでそれにお答えいただくという流れで進みます。
ご本人の個人分析の方が質問の数は多いです。

ご本人の分析結果は3種類、お相手の分析結果は2種類で、もし2人分個人分析を行ったとすると分析結果を聞くだけで平均6~8時間ぐらいかかる内容です。(しかも私が早口で喋ってそのぐらい)
その為、本当に今の恋愛や復縁を何とかしたいという覚悟がある人や、自分の今後の人生や恋愛を良くしていきたい気持ちが強い人にはお勧めです。

しかし、個人分析の事をお伝えする中でそもそも重要なのは、私は医師ではないという点です。
あくまでもご相談者様のゴール(復縁や片想い、自分のコミュニケーションや人間関係)に向かって行くために必要な要素として分かりやすくするために話すのであって、全て医学的科学的な根拠はありません。
もちろん様々な研究結果を基に独自で作っている分析結果ではありますが、あくまでもこれは相談内容の結果のために分かりやすくするツールであるとお考え下さい。


①愛着スタイルと人間関係について

愛着スタイルというのはその人が好意を持った相手(恋人、友達、家族などを代表とした関係者の事で自覚しているとは限らないし関係性が近くなくても愛着を持つ事はある)に対してどの様な言動を取りやすいかというものです。

好きな人が出来て付き合い始めると不安が強くなり相手から返信が来ないと追撃LINEをしてしまうとか、恋人が出来たのに全然会う気にならないとか、1度付き合うと凄く長く安定した付き合いが続くとか、人によって恋愛の仕方が異なるのはこの愛着スタイルが関係しています。
(時々愛着タイプと言う事がありますが同じ意味です)
※ちなみに愛着スタイル自体は医科学的根拠があるものです

愛着スタイルについて詳しい事は下記ブログをご参照ください

この愛着スタイルはどの人間にも必ずあるので(事実)、愛着スタイルがどの様な傾向にあるのかを分析していきます。

安定型愛着スタイル
不安型愛着スタイル
回避型愛着スタイル
恐れ回避型愛着スタイル

という4つが代表的な愛着スタイルですが、血液型の様に1人に必ず1つのタイプが決まっているというものではありません。
殆どの人が複数の愛着スタイルを併せ持っていて、そのグラデーションが少しずつ異なるので「この人は不安型だからメンヘラなんだ!」とか「この人は回避型だから連絡が取れません」とかそういう簡単なものではありません。

お聞きしたエピソードを参考にするのは勿論の事、質問の回答を参考にどの様な傾向になりやすいかを考察していきます。
質問は内省的なもの(これはご本人の個人分析のみ)から、家族との関係性に及ぶまで複数あるので隠さず素直に話してもらう事が非常に大事です。
※当然ですが正しいわけではありませんし、医師であっても愛着スタイルを特定する医師はいらっしゃらないと思います。

(少し話しが反れますが、私の相談には自己改革を必須とする厳しい恋愛相談/復縁相談と自己改革は任意でやるとしてもそこまで厳しくはないカジュアル版の相談があるのですが、カジュアル版の相談の人とはそこまでしっかり話しをしていないので個人分析の時に非常に苦労する事が多いです。
話している回数が違うのと、話している内容の深さなどが違うので質問の内容に素直に答えてもらいにくいというのはカジュアル版のウィークポイントだと最近感じています。)

家族との関係やこれまでの人間関係、過去の恋愛などの話しなどをエピソードと共に考察して、愛着スタイルにはどの様な傾向があるのか、どういう事を苦手としてどんな時にどの様な行動をしやすいかを推察していきます。

参考:サンプルとして昔会社の部下だった人間に個人分析を受けてもらった事があるので身バレ防止のために少し変更を加えて簡易的に内容を書いていこうと思います。かなり簡易的です。(実際の結果をテキストで全文載せると少ない文字数の人でも2万文字ぐらいになるのでここに載せるのは現実的じゃありません。)

母との関係
└過干渉
└郵便物を全てチェックされるし電話も何を話しているか聞かれる
└常に疑われれている感じだった
└兄がいるが、常に兄の味方でそれ以外は仕事をしているので母とは接点自体少なかった

父との関係
└実の父の事は良く分からない、一緒に暮らした事が無い
└母が再婚を繰り返しているので父は何度も変わっている

その他過去の恋愛や家族との日常生活での接点、現在の家族関係などをお聞きし、それ以外にも内省的な質問を行いました。

簡易的な愛着スタイルへの結論(上記だけを参考にした結論ではありません)
└不安型>回避型
└不安型も回避型も非常に強く出ている可能性があるが、恐れ回避型の言動はほぼ行っていない
└過去の恋愛には極端に短い期間のものも10年続いたものもあるためいわゆる典型的な回避型の言動を誰に対しても取るわけではない
└トラウマが大きいのであまり人を信頼出来ないが、人との関係を深くしていき信頼関係を構築していきたいという強い気持ちが根底にある
└人間関係構築の技術を知ってはいるが使えるかどうかは相手次第

上記のような内容(の、何倍もの長さのもの)をお話ししていきます。
これを現在悩んで相談してくれている恋愛エピソードに照らし合わせてどの様な解決方法があるのかを探っていきます。
ご本人の分析結果は現状の要因を見つけて改善していく事に主に使います、お相手の分析結果は現状の要因とこの後どの様にアクションしていくかを考えるのに主に使います。

②脳タイプ1:左脳優位、右脳優位など

次に、脳タイプについて分析していきます。
これはちょっと本当は名称を変えたいのですがまだ候補が見つからず…。

というのも、左脳優位とか右脳優位とか言ってますが実際には左脳だけの事を話していないですし、右脳だけの事も話していないからです。
分かりやすくラベリングするために左脳右脳言ってたらこうなってしまいました。どうしようかな。

左脳と呼んでいるもの→具体的で論理的、言語的、内向的など
右脳と呼んでいるもの→全体像で抽象的、感覚・感情的、外交的など

という感じの分け方をざっくりしています。

それ以外にも左脳のクセとか右脳のクセ、という項目もあります。

この脳タイプ(左脳右脳)というのは、先ほど書いた愛着スタイルと違って好きな人や近しい人への接し方などではなく日常の中でフラットにどの様な言動を取りやすいかが分かります。
脳の使い方の慣れと言いますか、脳をこういう風に使いやすい、という傾向を掴むイメージです。

参考:これも同じ元部下のサンプルを簡易的に書いていきます。一部のみ抜粋です。

左脳的言動の一部
└効率を重視する
└いつそんなに仕事してるの?と聞かれる
└ものを選ぶ時の基準は「量」→「費用」→「質」
└合理的

右脳的言動の一部
└マルチタスク
└ハイコンテクスト
└人と会う予定は突然の方が楽
└衝動的な面がある

簡易的な脳タイプ(左脳右脳)への結論(上記だけを参考にした結論ではありません)
└左脳優位+右脳もかなり強い+少し左脳のクセという傾向
└こうじゃないと嫌だ、という強い拘りがある
└表面的なコミュニケーション能力は高い
└ポジティブで実行力がある
└細かい事を気にし過ぎない
└強い拘りがありそれを周りに強いる部分があるのでそれが恋愛で出てくると関係が悪化しやすい
└失敗した時に内容によっては自責する傾向があるので我慢し過ぎてしまう(愛着スタイルも関連)

脳タイプ(左脳右脳)では上記のような話しを長々としていきます。
例えば仕事で決断を迫られた時にどの様な選択をしやすいか、心を開きやすいか警戒心が強いか、根に持ちやすいかすぐ忘れるか、思い込みがどの程度激しいか、などなど恋愛相手への接し方に限らずどの様な傾向があるかを考察することで、お相手の分析結果は今起きている出来事や具体的なアクションを実行した時にどの様な受け答えが考えられるかを推察していきます。
ご本人の分析結果の場合、自分の言動の方向性を知る事で今後復縁活動や自己改革など継続して行わないといけない事に対してどういう得意不得意があるのかを理解していきます。

③脳タイプ2:脳の役割分担

3つ目は、脳を3つに役割分担で班分けした時にどこを使うのが得意でどこを使うのが苦手かを確認していきます。
これはご本人の分析結果のみなのでお相手の分は行いません。

脳にはたくさんの部位がありますが、それを3つの班に分けたとして、その3つの班のどこが得意か苦手かというものです。

3つの班というのは

インプット
アウトプット
感情

の3つに分かれます

インプット
└目や耳等から情報を頭に入れて、それを理解して整理整頓して記憶します
アウトプット
└思考や決断、伝達や創造、体を動かす事などを行います
感情
└相手の感情を受け取ったり自分の感情を外に出したりします

めちゃくちゃ簡単に説明すると上記のような分かれ方です。

多くの人を分析していて比較的多いのは感情の脳を使うのは割と得意だけどインプットとアウトプットはきちんと使えていないという人(多分最多)

そういう人は、相手が怒っているというのは分かるけど何で怒っているのか、どうすればいいのかっていうのが正しくないという事が起こりやすいです。

良く「空気を読む」という事を言いますが、空気を読むというのは感情を読む以外にインプットで気付く事も関連してくるので(その場で起きている事の観察、前後の文脈、現状の理解など)空気が読めていると思っていても実は読めていない人というのが結構多いものだと思っています。

そしてアウトプットも使えていないとなると、何かをしようと思った時に決断出来なかったり行動力がなかったり、決めた事をやり遂げられなかったり、体を動かして何かをする事が得意ではなかったりするのです。

参考:これも同じ元部下のサンプルを簡易的に書いていきます。一部のみ抜粋です。

使えている脳→アウトプット
鍛えた方が良い脳→インプット、感情

アウトプットが良いので、行動力や実行力が高く決めた目標を達成する力も強いと考えられます。
人に何かを伝えるのも上手なので仕事上のコミュニケーションの中でもリーダーシップを発揮する場面ではうまく作用すると考えられます。

一方で、感情とインプットが強くないので鍛えた方が良い対象です。
周りの人の発言が何故なのかが分からない事が多かったり、現状を理解しないままである事があり、起きた出来事を忘れてしまう事も多々ありそうです。

この様な人の場合周りが見えない程のパワーで突き進んでいく事が多いので、周りに調整出来る人がいるか、突き進んでも大丈夫なものに興味関心を抱いてがんがん進んで行く事が好ましいのかもしれません。

インプットとアウトプットと感情の事については質問事項を数値化して回答を出すので質問事項の詳細をお伝えするのが難しいのですが、上記の様な例になると思います。
参考では鍛えた方が良いのは感情とインプットのため、相談してくれている恋愛の事と照らし合わせて、必要に応じたトレーニングを勧めます。

実際この元部下は良く考え良く行動する部下でしたのでいなかったら達成していないゴールはたくさんあったと思います。
一方で良く「空気読んで!」と周りの人から言われていました笑
(悪い人じゃないので大変好かれていましたがね)

④分析結果をエピソードに照らし合わせる

個人分析を全て終わらせた後はお話ししてくださっている今のお悩み(復縁や片想いや夫婦関係、恋人関係など)のエピソードに照らし合わせて再考します。

聞いている相談内容、エピソードが
『ずっと仲良くデートもしていて、その日も楽しく会っていたのに帰ってから連絡が取れなくなってしまった。そのまま何度LINEをしても返信が来なくなってしまった。』
だとします。

⑴エピソードを聞いただけの時は分かる事が少ないので
・楽しく帰ったならご相談者様に落ち度はない
・相手の環境の問題
と考えるでしょう
なので「仕事が忙しいのかもしれない」とか「家族に何かあったのかもしれない」などが考えられるため、SNSなどで情報があるかどうかをご相談者様と一緒に確認する事になります。

あんまりスキルの無い恋愛アドバイザーとかカウンセラーだったら既婚者だとか新しい恋人が出来たんだとか言いだしちゃうかもしれない内容です。
もちろん相手の環境の問題というのは加味しなくてはならないので他に好きな人が出来た可能性や既婚者だった可能性も0ではありませんが、それを確定させるには他の要素を探る必要があります。

⑵個人分析を行った後の場合

個人分析の結果として
「愛着は不安型傾向が強い」とか「左脳優位で警戒心が強い」「自責傾向が強い」という結果が分かっていたとします
それ以外に相手がどの様な事に拘るか、拘りの強さや量も検討します
(本当はもっと検討材料は多いのですがここではこうとします)

そうすると、
・相手はずっと不満をチリツモさせていた(情報量によっては不満の内容も特定します)
・不安型傾向が強いのでご相談者様に嫌われたくなくて不満を言いだせなかった
・チリツモが爆発してしまった
・自責傾向が強いのでそんな状態にしたのは自分のせいだと考えている
・思い込みが激しいのでそんな自分とご相談者様は一緒にいてはいけないと思い込んでいる
・内向的な部分が強いので今後どうしたいのか考えるのに非常に長く時間を使っている
・相手の環境要因という可能性も消えてはいない
という考察に変わります

あとはエピソードやLINEのスクショなどから相手がどのぐらいご相談者様の事を好きなままでいるかを推察し、その感情の移り変わりなどを加味してすぐに連絡をした方が良いのか考える時間を十分に与えてあげた方が良いのかを考えます。

このまま連絡がこないままになるかどうかは、回避傾向がどの程度あるか、ご相談者様がこれまでにどの様な言動を取ったかなどで推察します。

本当に検討する項目が山ほどあるのでここに書ききれるものではないのですが、なんとなく分かってもらうにはこういう感じでしょうか?

まとめ

という事で、今回は個人分析とは実際どの様な事をするのかを初めて多少詳しく書いてみました。
これ以上しっかり書くのはあまりにも現実的ではない上にサンプルの人やモニターの人のプライバシーが丸わかりになってしまうので避けたいと思います。
嘘で書くのは難しい項目達ですしね。

ただ、個人分析をやるのとやらないのではアドバイスの精度が全く違うというのは分かって頂けたのではないでしょうか?

個人分析の結果を『難しい』と言われてしまう事も多いので、正直今回のブログを読んで良く意味が分からないと思った方は個人分析を行うのは良くお考え下さい。
分かりやすくゆっくり説明する事も出来るのですが、ただでさえ早口で平均6~8時間かかるのにそれ以上時間をかけるのはいかがなものかと思いますので時間をかけてでもゆっくり丁寧に説明して欲しい場合はそう最初に仰っていただき、それ以外の場合は個人分析をやらないか、やっても結果は簡易的に聞いてアドバイスにだけ生かすというのもありかと思います(やった事がないので希望する場合は直接佐藤に話してみてください。覚えてなかったらごめんなさい。)

相手の事も自分の事も良く知って出来るだけ結果を出したい、自己改革して辛い恋愛から脱出したい、など強い意志がある場合は個人分析込みでご依頼ください。

今は恋愛や復縁などの希望はないけれど、自分の事をしっかり知って次の恋愛のために自己改革したいと仰る人も結構多いのでそういう人のために自己改革優先コースというのもあります。
(コースの事は依頼してくれた後お伝えして決めてもらっています)

少しでも日々の暮らしが笑顔になりますように😊

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個人分析はご本人かお相手のどちらかが必須です、相談内容によります
※条件があるので必ず受付出来るとは限りません

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