女性のカラダと心 PMS編

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コラム
「女心は秋の空」とはよくいったものです。
女性の気持ちというのは、まるで秋の空のように変わりやすく移り気である」ということを表すことわざです。
これは女性の感情、考えや決意などがコロコロと変わるという意味があり、「起伏が激しい」「笑ったり泣いたり、気持ちがよく変わる」などというニュアンスも含まれています。

女性の心と身体は月ようなもの。地球の引力の満ち引きにいつも影響されているのです。
反対に男性の身体は、いつでも太陽のようにサンサンとしているので、女心が分かり辛い方もいらっしゃるはず。
これには、実は根拠があります。
女性の方ご自身も、知っていたら、もっと自分の心や感情と付き合いやすくなるでしょうし、男性も、女性の身体と心の周期について知ることで、不毛な争いを避けることができると考えます。

それは、女性ホルモンの働きによるものです。
まず、女性の脳下垂体では、排卵を促すための卵胞刺激ホルモンが出て、卵巣に指令を出します。指令を受けた卵巣はは、子宮に卵胞ホルモン(エストロゲン)を出し、卵巣から卵を1個子宮内膜に落とします。
ここまでが卵胞期といい、朝の体温が低体温の時期です。生理が始まって2週間ぐらい続きます。
この時期、女性は、活発で、妊娠するために、より柔軟に男性との関係を求めやすいです。普段考えている条件などの色眼鏡が柔和され、警戒心も緩むこともあります。
この期間に体の関係をもつと、身体は妊娠しようとするので、排卵日を待たずして、卵が落ちてくることもあります。
卵を排出する日の朝は、体温が急激に下がります。
精子の寿命は3日間、卵子の寿命は24時間なので、排卵2日前から1日後までが最も妊娠しやすい時期です。

その後、今度は、下垂体から黄体形成ホルモンが子宮に命令を出し、黄体ホルモン(プロゲストロン)を出すように刺激します。
すると、お腹の中に赤ちゃんのベットを作るために、子宮内膜を厚くしていきます。
これは、受精していてもしていなくてもです。
受精していなければ、生理の時に、そのベッドは流れてリセットされます。
この期間を高温期と呼び、約2週間続きます。
この期間は、お腹の中の赤ちゃんを守らないといけないと本能的に思っている時期なので、警戒心が高くなります。
妊娠をした場合は、この高温期が続きます。
生理が来る日には、体温が下がり、また卵胞期が始まります。

高温期には、男性をより高条件で見てしまったり、簡単に恋に落ちにくくなったりします。
知らない男性の匂いに敏感になったり、拒否感を感じたりすることもあります。
お付き合いされてる方でも、ささいなことで自分のことを大切にされてないと感じてしまったり、腹が立ったり、悲しくなったり、感情的になりやすいのです。
男性は、この時期より繊細になっている女性のケアをしてあげると、女性は安心するでしょう。

また、PMSがひどい女性の方は、あらかじめ、PMSの時自分はこうなってしまうとパートナーに説明しておくことで、急にヒステリックになってしまったとしても、そこまで男性をビックリさせたり気まずくなったりしなくて済むでしょう。
女性ご自身も、パートナーも、大切な身体を労ってあげましょう。

この周期が大体みんな、28日から31日周期で来ます。
卵胞期は元気に体を動かしたり、ダイエットしたりしてもいいですが、黄体期は、思いっきり体を動かすよりはストレッチをしたりリラックスをして、食べたいと思うもの(体が欲しいといっているもの)を食べるのがよいですよ。

女性である以上、多かれ少なかれ、日によって感情や体調の起伏はあるもの。
それが女性らしさですから、
男性も女性も、そのことで自分を責めたりしないで、「こんな日もあるし、仕方ない。」と受け入れると、楽かもしれませんね。

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