バイナリーオプション基本事項講座~第3回~

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マネー・副業
こんばんは。Tぼーいです。

前回は資金管理について記事にしました。
前回までの記事は以下にリンクを貼っています。是非、ご覧ください。


今回はバイナリーオプションの基本事項の3つ目です。
「勝率」についてお話しします。

【損益分岐点】

利益を得る為に必要な勝率

この勝率の事を「損益分岐点」と言います。
この勝率よりも低ければ破産確率が100%になります。
損益分岐点 = 1÷ペイアウト率×100
で求められます。

損益分岐点の表を以下に示します。
損益分岐点.png

主に使用されているペイアウト率の損益分岐点を計算しました。


【期待値】

1エントリーあたりの期待値は勝率を基に計算されます。
期待値を知る事でメンタル面にも良い影響を及ぼします。

期待値の計算を以下に示します。ペイアウト率は1.85、勝率は自作サインツールの57.10%を使用しました。

期待値.png

1,000円1エントリー当たりの期待値は56.35円なので、100エントリーで5,635円となります。(バイナリーオプションの期待値はこのくらいで十二分です)
1,000円あたりの期待値がベースとなり、10,000円エントリー期待値は56.35円×10をすれば求められます。

期待値を上げるには、勝率を上げるか資金を増やすかのどちらかです。
バイナリーオプションで勝てない人は、まず損益分岐点を超えるロジックを作成する事に時間と労力をかけるべきだと思います。

いくつも市販のサインツールのバックテストを取って来ましたが、損益分岐点すら超えていないものが殆どです。

最近はその様な事情も購入者の方々も分かってきており、バックテストの取得や、根拠の固まっているサインツールをご購入される傾向が強いです。


【勝率のバラつき】

「勝率の変動」いわゆるバラつきは気になる点の一つになります。
「いくらバックテストが良くても勝率にバラつきが出るのではないか?」
という疑問を抱くこともあると思います。

これを計算する方法がいくつかあり、その中で私は「信頼区間」という統計を使用しています。詳しい説明は省きますが、ボリンジャーバンドの計算式に似たものです。

「ボリンジャーバンドの指定された期間内において±2σ内にロウソク足が収まる確率が95 %」というものを勝率に当てはめた様なものだと考えてください。(厳密に言うと違うのであくまでも”様”です)

自作サインツールを例として5年間の取引数46,627回(期間)の勝率が57.43 %における信頼区間を求めてみます。
結果は56.98 % ~ 57.88 %でした。95 %の確率で左記の勝率内に収まるので安心して使用できると考えられます。また、重要なのはブレ幅が小さい事です。

しかし、本当に信頼できるのでしょうか?
先ほどボリンジャーバンドの例を出しましたが、本当に95 %の確率で収まっているでしょうか?

信頼性を求める際に一番重要なのは、サンプル数(期間)です。
ボリンジャーバンドの一般的な期間は”14”です。一方、私のサインツールの期間は” 46,627”です。
少ない期間で得た数値が信頼性に足りますか?
という事になります。

より身近な例を出します。
YouTubeで手法を公開している方がいます。
直近のサインを見て「10戦10勝 勝率100%」と言っている方なんかもいますね。
この勝率は本当に信頼出来ますか?

少し話を戻します。
信頼区間においてサンプル数が重要である事をお伝えしたいので、実例をお見せします。
先ほどの例において、取引回数(サンプル数・期間)を変更した信頼区間のデータをお見せします。
信頼区間.png

取引回数の意味としては上から1年間平均取引数、取引期間を少なくした場合、5年間の取引数、今後5年間の予想取引数になります。

一番右の上限―下限からは取引回数が大きくなるにつれてブレ幅が小さくなる事が分かります。これが確率は収束するという考えの一つになります。

今回も少し難しい内容かもしれませんが、私が勝つべくして勝っている理由の根拠になると思っています。

サインツールを作成する際も自分が使用するので、この様に信頼性まで計算しております。


【終わりに】

バイナリーオプションとは→資金管理→勝率と記事を書いてきました。

今回も内容が難しいと思います。

バイナリーオプションを始めるにあたってどの記事も大切です。
また、FXや株式に対しても応用が効く内容です。
直ぐにでも取り入れてくだされば幸いです。

次回は基本事項編の最終記事です。
「メンタル」に対しての記事になります。
お楽しみにお待ちください。

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