バイナリーオプション基本事項講座~第2回~

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マネー・副業
こんにちは。Tぼーいです。
台風の影響で更新が大幅に遅れました。申し訳ございません。

前回はバイナリーオプションとは何なのかについて記事にしました。
まだご覧になられていない方は是非ご覧ください。

今回はバイナリーオプションの基本事項の2つ目です。
「資金管理」についてお話します。


【資金管理の必要性】

まず初めに資金管理の必要性に関してのお話です。
どのサイトや販売者様も「資金管理は重要」だと言います。
それは何故でしょうか?

私は「安定した利益を常に得続ける為」だと思っております。

FX、株式、オプション取引、どのトレードであっても目的は利益を得る事です。
利益を得るためには資金が無ければ何も出来ません。

その為にも徹底した資金管理を行い、常にトレードが出来る状態にしておく必要があります。
資金を溶かした経験がある方も多いと思います。私も何度も溶かした事があります。

資金が無くなる事に慣れていませんか?

リカバリー出来る程度の資金であっても、資金は絶対に溶かさないようにトレードをしなければなりません。
初心者の方や資金を溶かしがちの方は1年間10万円で戦い抜くという練習をしてみてください。


【資金管理の仕方】

1回あたりのトレード額の設定が資金管理の主になると思います。
「1年間10万円で戦い抜く」としたら、1回あたり何円のトレード額を設定しますか?
1,000円、5,000円、10,000円と色々な選択肢があります。
どの様に設定するかが非常に重要です。
相場で勝っているトレーダーの多くが行っている資金管理の仕方についてご説明いたします。

私たちは「バルサラの破産確率」という計算式を基に資金管理を行います。

『今現在使用しているトレードルールに従うと破産確率はいくらなのか』というものを計算するものになります。
具体的な計算式は以下です。
バルサラの破産確率.png

訳が分からないかもしれませんが、勝ち続ける為には必須です。
詳細にご説明いたしますので安心してください。

まず、変数が4つあります。
資金・勝率・平均損益比・損失の4つです。
今回は資金は10万円、トレード額は1,000円にしましょう。

平均損益比と損失はバイナリーオプションにおいては非常に簡単に算出出来ます。
その為、バイナリーオプションは資金管理が安易に出来るトレードになります。
損失は失う金額なのでトレード額とイコールになります。つまり1,000円です。
平均損益比は『ペイアウト率-1』で算出できます。詳細の式は以下です。

平均損益比.png

今回はペイアウト率1.85で計算してきます。つまり、平均損益比は0.85です。

『FXや株式における損失、平均損益比は非常に算出しづらい』事が分かりますか?

バイナリーオプションでは、損失、平均損益比は一定です。
FXや株式では、損失、平均損益比は変動します。
この事がFXや株式における資金管理が困難で、バイナリーオプションでは資金管理が安易である理由の一つです。

次に勝率の算出です。これが非常にネックです。そして、私がバックテストのサービスを販売している理由の一つになります。


勝率はどのように算出しますか?
今現在使用しているトレードロジックは勝率何%ですか?
勝率は直近の100エントリー程のデータからで算出してぶれませんか?


直ぐに即答できる方は私のようなシステムトレーダー以外難しいと思います。
資金管理を強固にするにはバックテストは絶対です。
後ほど誤った勝率がどのような結果を生むのかお見せします。

今回は勝率を54.06 %に設定します。これはペイアウト率1.85の場合に利益がでる最低の勝率になります。損益分岐点と言うのですが、これは次の記事でお話しします。
計算結果をお見せする前に一度変数の整理を行いましょう。

資金 = 10万円
勝率 = 54.06 %
平均損益比 = 0.85
損失 = 1,000円
資金率 = 1000円 ÷ 10万円 = 1 %

エクセルでの計算も可能ですが、より簡易にインターネットのサイトで計算できます。

資金率1 % 勝率54.06 % 平均損益比(レシオ)0.85の結果が以下です。
スクリーンショット (63).png

非常に高いですね。
バイナリーオプションにおいて破産確率は1 %以下が目安です。

勝率54.06 %を固定したまま、破産確率を1 %以下にするには資金率を下げる、つまり資金を上げるしかありません。
スクリーンショット (64).png

資金率0.005 %で破産確率が1 %を割りました。つまり、2000万の資金があり、トレード額1,000円であれば安心してトレードが出来るようです。

しかし、これは現実的ではありません。勝率を高めた方が良さそうです。

資金率1 % 勝率57.1 % 平均損益比(レシオ)0.85の結果が以下です。
スクリーンショット (65).png

破産確率が1 %以下になり、安定したトレードが行えそうです。
注意したいのは破産確率が0 %と表示されていますが、実際は限りなく0に近いだけです。

今回の場合は資金率をもう少し上げて、1エントリーあたりの利益を上げても良さそうです。
破産確率が1%以下になるように適切な資金率を計算してみました。
スクリーンショット (66).png

適切な資金率は2.8%つまり、10万円の資金の場合はエントリー額2,800円が適切なようです。

今回利用した勝率は私が販売しているサインツールの勝率になります。
”約3%”勝率が上がるだけで破産確率が大幅に減少する事に対して驚いた方も多いのではないでしょうか。
但し、3%勝率を上げるのは非常に難しいです。
数%の勝率を上げるのに数百パターンのロジックを検証する事もあります。

【終わりに】

今回の記事からは資金管理の具体的な仕方、勝率の大切さを知ってもらえれば幸いです。

大分重たい内容かもしれませんが、知識として持ち、実践する事で劇的にトレードが変わります。
資金管理に拘ると損失が大幅に減ります。これは間違いありません。

バックテストを行った方の中に現在も安定して勝率と資金管理を維持している方がいらっしゃいます。

次回は「勝率」についての記事を書きたいと思います。
来週月曜日をお楽しみにお待ちください。


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