こんにちは皆様。
映画や伝記などで有名人が取り上げられると、変なとこだけ切り取ってなんて批判が付き物。
マリリンモンローの映画が話題になっているが、それ以外でも伝記映画や文学は問題になる事態が多い。
人間は多面体なので、光を当てる所によっては良くも悪くも見えたりする、そこは光の当て方次第なのだが、人は見たい物しか見ないし、考えた方向性は変えようとしない。(無論そんな人ばかりではないが)
自分の親戚の話で恐縮だが、私の曽おじいちゃんは万古焼を発展させて、大正焼ってのを作った人だ、万古焼の歴史にも出てくるし、万古神社にも祀られているらしい。
そんな曽爺さんではあるが、漏れ聞こえる所によると、とんでもない奴だったらしい。
研究と言っては何処かに行ってしまう、家にお金を残していかないので、家族が勝手に焼き物を作って売るしかない。
帰って来ると、焼き物のクオリティが基準以下なので売るなと言って割ってしまう。
折角お金をかけて研究してきた事を、お金も貰わずに皆に教えてしまう、人間としてはお勧めできない人だ。
それでも無償で技術を提供して、自分は貧乏だった曾爺さんは尊敬されるので、私の祖父は「自分は家族もちゃんと養って、その上で技術を研究して凄い焼き物を作る。」そう言っていたそうだ。
最終的にはそれは出来なかったけどね、家族にはいい爺ちゃんだったとは思っている。
考えれば考えるほど、光の当て方でその人間は違って見える。
見え方は場所によって違う、私たちはホンの一面体を照らされてみるだけなのだ。
いつも、有難う御座います。