ポリシー違反「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイトについて)」の10の対策【Googleアドセンス】

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こんにちは、あおいです。
アドセンス審査の不合格で悩んでいる方であれば一度は見たことがあると思われる「ポリシー違反:価値の低い広告枠」。その中でも最も多いと言われているのが、「複製されたコンテンツ」による不合格です。
なぜ、自分のブログが「複製されたコンテンツ」と判断されてしまうのでしょうか。 それには、様々な理由があります。 
今回はその理由の解明と対処方法について、説明していきたいと思います。

「複製されているサイト」が理由で不合格になったら

頑張って作ったブログ・記事が「価値の低い」なんて言われたら、ショックですよね。 
しかし、不合格画面には改善のためのヒントが掲載されていますので、めげずに対応しましょう。「WEBマスター向けの品質に関するガイドライン」を開いてみると、以下のような記述があります。
サイトでは付加価値を提供するようにしてください。実質的に内容が重複している複数のページ、サブドメイン、ドメインを作成しないでください。 ユーザーが真っ先にサイト運営者様のサイトにアクセスしたくなるような、関連性の高い独自のコンテンツを提供してください。 検索エンジン向けに作成された誘導ページや、オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイト プログラムのようなテンプレートを使用しないでください。
上記文面で真っ先に気にするべきことは、「実質的に内容が重複している複数のページ」がないかの確認です。具体的にどう確認すればいいのか、次で解説します。

①内容が重複している複数のページはないか

たとえば筋トレについての記事を書いたとしましょう。
その場合、おそらく
「この記事では○○のエクササイズ方法を載せよう」
「あの記事では××のトレーニング方法を載せよう」
といった内容で書かれるのではないかなと思います。
その際注意したいのは、筋トレの内容だけは異なっているが、導入文や体験談の文章がコピペもしくは似たり寄ったりな内容になっている、という事例です。

この場合は、コピペコンテンツや「内容が重複している複数のページ」とGoogle側に捉えられてしまうため、特にテーマを絞り込んだ特化型のブログを作成ている方は、少しでも思い当たる節があれば、ぜひ記事内容を見直してみてください。

また、稀なケースですが、記事を消して再作成した場合にも、削除したページがインデックス(検索エンジンの結果に表示された状態)されたままとなっていて重複扱いになることもあります。なるべく記事は削除せず、そのまま別記事に流用するようにしましょう。

(301リダイレクトにて転送する方法もありますが、サーバーの.htaccessファイルにアクセスする必要があり少々操作が複雑なので、割愛させていただきます)

②「site:自分のサイトURL」で検索した際、404エラーページが結果に出ないか

ぜひ覚えておいていただきたいのが、「site:~」で自身のブログが検索結果にどのように表示されているのかを確認する方法です。
この方法で表示された自分のブログページを、面倒ではありますが1つずつすべて開いていって、状態を確認します。
すると、「404 指定されたページは存在しません」というようなエラーで、内容がなにも表示されていないページに出くわしたりすることがあります。
その場合は、Googleが対象ページを「価値のない広告枠(ページ)」であると判断してしまうため、見つけたらすぐに対処する必要があります。
大抵、エラーとなっている原因は、そのページを削除しているからです。
通常、削除されたページは時間経過とともに自然に検索結果から消えますが、急ぎたい場合はSearchConsoleの「削除」より削除リクエストを出しましょう。最長6か月間、インデックスを削除し検索結果に出ないようにしてくれます。
なお、削除リクエストが承認され実際に検索結果から削除されるまでは、数時間程度かかります。即時反映ではないため、ご注意ください。

③1カテゴリーにつき最低2つ以上の記事が存在するか

実際1カテゴリーに1記事でも受かっている方もいますが、その分記事の内容が充実している必要があるかと思います。
なぜ1カテゴリーに複数の記事が必要かというと、カテゴリーページを表示した場合に、掲載されている記事(コンテンツ)の量や情報量自体が少ないと、そのカテゴリーページが「価値の低いページである」と判断されてしまう可能性があるからです。
よって、ブログ自体は雑記でもいいのですが、たとえば「健康・仕事・恋愛・趣味」などとカテゴリーを分けてしまうよりも、「雑記」や「暮らし」などといったくくりでおおまかに振り分けて、カテゴリー数を少なくした方がよいです。ちなみに理想と言われているカテゴリーの数は3~5程度です。
記事数が少ないうちは、1~2カテゴリーに留めておいた方がよいでしょう。

④記事タイトルと内容は一致しているか

これも意外に重要です。タイトルと内容が伴わない場合、「タイトルでは○○についてと書かれているのに、内容は××についてじゃないか!○○についてが書かれていない=価値が低い記事だ!」と判定されてしまうからです。
おすすめは、記事を書いてから最後にタイトルを書くことです。

⑤見出しはあるか

記事内の見出しも、重要です。見出しはその記事を読みやすくしてくれます。
見出しがあることで、それに続く段落の内容を要約する役割を果たしてくれますし、目印にもなります。
「絶対にないといけない」ものではありませんが、読者のことを考えたら、入れておくべきです。
「読者にとって有益で、親切なページになっているか」という観点で考えると、見出しがない記事は「価値の低いコンテンツ」と捉えられる一つの要素になっている可能性は十分にあります。

⑥画像だけで構成されたページはないか

画像だけを載せたページがある場合も、「価値の低いコンテンツ」と判定されます。
たとえその画像にAlt属性(※)が付与されていたとしてもGoogle側からすると「画像というエレメントが貼られているだけのページ」と判断されるからです。
※その画像を表す説明文のようなもの。何らかの理由で画像が表示できなくなってしまった場合に、変わりに表示されるテキストのことです。

⑦他社広告やアフィリエイト広告が入っていないか

「アフィリエイト広告が貼付されたままでも合格できた!」という方もいるので一概には言えませんが、ガイドラインにも「オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイト プログラムのようなテンプレートを使用しないでください」とあるので、リスクを考えると、アドセンス審査合格まではアフィリエイト広告を貼らないでおくことが安全です。広告自体が悪いというよりは、広告を貼りそちらへ誘導するためだけの記事内容になってしまっていたら危険だ、ということです。
また、普通に考えると、アフィリエイト広告を貼るということはその分アドセンス広告の貼付場所が減るということに繋がるので、審査の上で何かしらのペナルティが課されている可能性は高いです。
「アフィリエイト広告を貼っていても合格できた」という方は、そもそも記事数がかなり多くて、アドセンス広告の貼付場所に困らない状態であったから、と私は推測します。

⑧使用してる画像にそもそも問題はないか

著作権フリーの画像は他ブログでも使われていますので、そういった意味では「複製コンテンツ」と見なされてしまうリスクはあります。
よく「検索エンジンから画像検索で拾ってきた画像はNGだけど、フリー素材の画像なら使用してもOK」という意見を聞きます。私もそれに肯定派ではありますが、たしかに自分と同系統のサイトを見てみると、まったく同じ画像を使っているサイトを結構な確率で見かけます。
もしどうしても画像を使いたい、見やすくしたい、というのであれば、そのまま画像を使うのではなく、キャッチコピーを入れたりデザインを変更したりして、独自性を出した方が良いと思われます。

⑨記事内容に「自分だけの体験談」や「専門性」はあるか

ここがある意味「キモ」になってくる部分ではあります。
ブログ初心者ですと、どうしても他サイトを参考にしつつ記事を書くことが多いため、内容が似たものになったり、コピペが多くなったり、ありふれた情報(自分が書かなくても既に世に出回っている既知情報)になったりしてしまうことが多いです。そうすると、「独自性がない」「専門性がない」と判断され、「価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)」と判断されてしまう可能性が高いです。
「独自性(自分にしかない体験談など)」「専門性」は、単語で聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は自分の趣味や得意分野を元に、何かを改善するための対処法や口コミ情報、自分の職業知識などをテーマに執筆すれば良いわけです。

⑩404エラーページにアドセンスコードが設置されていないか

これはかなり盲点です。たとえ「site:~」で自ブログを検索して404ページが検索結果に表示されていなくとも、表に出ていないだけでインデックスされている「隠れページ」がある可能性が高いと私は推測しています。
そのため、「万一404ページ(コンテンツとしての価値がないページ)があった場合に、そこにアドセンスコードは設置しません」という指定ができるコードがありますので、ご紹介しておきます。それは、以下コードです。
<? if (!is_404( )) { ?>
アドセンスコード
<? } ?>
アドセンスコードを挟む形式で全ヘッダーに設置してあげればOKです。作業自体はとても簡単です。(※)
※テーマエディターのヘッダー用コード欄や、プラグイン「Head, Footer and Post Injections」の「<HEAD> PAGE SECTION INJECTION ON EVERY PAGE」欄に貼り付けてください。

まとめ
いかがでしたでしょうか。ポリシー違反「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイトについて)」の10の対策を挙げてみました。是非1つずつチェックして見直しをしてみてください。きっとどこかに、見落としている点があります。
そこを改善すれば、きっと「合格の女神様」があなたの元へやってくるはずです!
この記事が、あなたのアドセンス申請のお役に少しでも立てれば幸いです。

なお、「アドセンス審査用のブログを一から作ってもらいたい!」「記事も書いてほしい」という方は、こちらからご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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