秋の土用の過ごし方~心と体を整える~
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土用とは？
土用（どよう）は夏の「土用の丑の日」が有名ですが、土用は1年に4回あります
「四立」と呼ばれる、立夏・立秋・立冬・立春の直前の約18日間ずつの時期を
“土用”といいます。
この時期は土の神様がいる期間なので
土を動かすようなこと、新しいことを始めるのを避けた方が良いと言われます。
2023年の「秋の土用」は、10月21日（土）～11月7日（火）までです。
11月8日は立冬になります。
季節の変り目で体調を崩しやすいのもありますので、あまり活動的に過ごすのは避けて
ゆっくりのんびりと過ごすことを心掛けましょう。
なお、土用には“間日”といってこの日は土を動かしてもOKとされています。
2023年の秋土用の間日は未・酉・亥の日で
10月28日(土)己未と10月30日(月)辛酉と11月1日(水)癸亥です。
この土用の時期は、東洋医学では「脾」が疲れやすくなると言われています。
「脾」は、胃や膵臓を司るところになりますので
貧血、低血圧になりやすくなったり、体がなんとなく重だるかったり。
考え込んでしまいがちにもなりますので、精神的にも不安定になりやすく
身体が弱ってしまうと、風邪や感染症等にもかかりやすくなってしまいます。
秋の土用の過ごし方
この時期は少しずつ寒くなってきて、日照時間も徐々に減ってきます。
何となく気分が落ち込んでしまって、心配事や悩み事をずっと考え込んでしまうことも。
この時期は、やる気がなかったとしても大丈夫。
のんびり過ごして、これから何をするのか考えながら、
準備期間としてゆっくり過ごすのもおススメ。
来年度の手帳が売り出されている時期にもなりますので
新しい手帳を準備して過ごすのも良いですね。
家の中の整理整頓をして、不用品もスッキリ捨ててしまうのも良さそうです。
秋の土用の食べ物
秋の土用の時期は、収穫の時期にもあたります。
穀物が新しく取れる時期ですので、ご飯のおいしさを味わいましょう。
秋の土用は「た」がつく食べ物や、青魚が良いと言われます。
大根や玉ねぎ、アジやイワシ・サバなどがいいですね。
砂糖や甘い果物、酸味の強いものは控えて、
「脾」の働きをよくするものを意識して摂っていきましょう。
黒豆や小豆・栗・サツマイモを使った煮物や汁物
季節の野菜・・・大根や白菜、長ネギ、サトイモなどを入れた豚汁なども
良いですね(^▽^)/
あまり油を使わない料理で、体に負担をかけないことも大事です。
まとめ
土用は季節の変わり目ですので、ゆっくり過ごすことがおすすめです。
ついつい忘れてしまいがちになりますが、やはり私たちの生活は自然と調和しています。
健康的な食事、心身のケアを日々していくことが大事。
身体も冬へと切り替わっていきますので、冬を健康的に過ごすためにも
この土用の時期を大切に過ごしましょう。
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