昔から、めちゃくちゃ聞かれるこの質問。ちょうど今、厳しめの減量中なので書いておいてもいいかなと思いまして、まとめておきます。
ダイエット・減量を試みた人なら周りでこんなこと言ってるの聞いたことないですかね?
「脂肪が筋肉に代わるから」とか「一度太ってからのほうが筋肉が付くから痩せやすい」とか。
脂肪は筋肉に変わらない
当たり前ですが、脂肪は脂肪です。構成成分は当然脂肪分=油脂であって、筋肉を構成するタンパク質とは異質のものです。それが自由に行ったり来たりするのは錬金術の世界だけですね。
一度太ってからのほうが痩せやすいわけがない
ここが重要なんですが、脂肪は、増えると減らすのが凄く大変です。僕の実験記録を見てもらうと、わかると思いますけれど一週間に3㎏の脂肪を落とそうと思ったら、命に係わるレベルの苦しみが待っています。
逆に、脂肪を増やそうと思ったら簡単なんです。毎日毎食食後にアイスを食べるだけでも1か月で3㎏ピッタリ脂肪が増えます。
いや、脂肪じゃなく筋肉を増やしたらいいんですよと、おっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、これも実はすごく難しいんです。
普通に食事量を増やして、ある程度の筋トレだけすると、普通に筋肉は増えますが、同時にガンガン脂肪も増えます。
「リーンバルク=丁度いいカロリーコントロールで筋肉を主に増やす」はめちゃめちゃ難しい
リーンバルクについては、今の実験終了後、皆さんにも簡単に再現できるような形を提示していければと考えているのですが、とりあえず、簡単ではないです。笑
ほぼ完ぺきなPFCバランスと、必要な筋トレの量・強度の計算をその人別にする必要があります。もう少し踏み込むなら、さらにそれを一定の期間ごとにサイクルさせる必要もあります。
『太ってからのほうが痩せやすい』程度の認識で行うのは多分無理だと思いますねぇ。
結論
ここまで書いておいて、そろそろ、僕の思う正解をお伝えしておきますね。
結論、先に脂肪を落としてください。
この際、筋肉が何キロ落ちても全く気にする必要がないです。この点について、異論があるのはよくわかっていますが、僕を例にとって言うと、僕は最大時、骨格筋量で88㎏ありました。現在そこから何段階か絞ったうえでさらに5㎏以上骨格筋量を落として、76㎏近くまできていますが、オーバーカロリーにしてもいいならばわずかに1~2か月もあれば最大量まで戻すことができます。また、いったん減量が終了してから、95㎏程度まで骨格筋量を再び増やそうかなとも思っています。
つまり、いくら筋肉が落ちても何にも心配いりません。脂肪を落とし終わってから元に戻すのは簡単。また、今現在特別なトレーニングをしていないのであれば、男性であればザックリ言って身長‐100程度までは誰でも簡単につけることができます。ご心配いりません。
ちなみに
脂肪を落とさずに、筋肉だけ増強していっても体脂肪率は実はどんどん下がります。どんどん下がりますが、外からはわかりません。どういうことかというと、こういうことです。
ご存じいわくつきの日馬富士。
この人が体脂肪率23%
オーバーカロリー環境を維持したまま、真剣に何年もトレーニングし続けたゴールが、このカラダです!!!!最高ですね!
でも、なりたいイメージと違いますよね。トップ画像のローリー・ウィンクラーのような、身体になりたいですよね。誰でも。
(もちろん彼らはステロイドユーザーですが)そういう姿を望むなら、まずは体脂肪を落としましょう。ということです。
ラ〇ザップについて思うこと
やめてきたトレーナーさんやら、やめてしまったトレーニーやら、いろんな方面からお話が入ってくる立場なんで、なんとも言いにくい部分があるんですが。
結局、理論は何にも間違ってないと思いますよ。厳しい食事管理と、筋量低下防止のための、厳しめの筋トレ。
正直、リバウンドについては、本人の責任ですし、トレーナー側にはどうしようもないですね。
短期間で「結果にコミットする」ために、急激に筋量を落とすのでリバウンドしやすいなんて、言う意見もありますが、そういう方は多分ご存じないんですね。。。
筋肉1㎏あたりの基礎代謝量=13kcal
初年度ボーナスを除けば筋肉を一年に増やせる量が大体2~3㎏
5年かけて10㎏筋肉を増やすと、なんと!!!!
ご飯茶碗に三分の一くらいの基礎代謝が増えます^^
アホらしくて書いてられないですね。つまりリバウンドの正体はほぼ100%食べすぎなんですよ。基礎代謝の低下じゃないです。言い切っていい。
ただねぇ、会費のぼったくり感と、異常な値段のプロテイン…。こいつらはいただけないですね。擁護する気もないですが、擁護できないレベル。
まぁ、仕方ないですね、、お仕事ですから。
おんなじ予算あったら、ジム通って、通販で安いプロテインとサプリ買っても5年はトレーニングできるんじゃないかな。と思ったりはします。
…おっと、こんな時間に誰か来たようだ…
ではまた!