【就活生向け】不動産仲介会社を比較してみた

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こんにちは、きゃべつXです。
本記事では、不動産仲介(流通)会社を徹底比較しています。

■想定読者
・不動産仲介業を志望する就活生
・不動産仲介業に少しでも興味がある就活生

本記事は、

・仲介業の会社の違いが分からない!
・仲介業に興味があるから詳しく知りたい!

上記のように考えている人にとって、とても有益だと思います。この記事の情報をトコトン活用してみてください。

さて、前置きは終わりにして、さっそくはじめていきます。



〇不動産仲介業とは

簡単に言えばこんな感じです。

買主と売主をマッチングして、手数料をもらうビジネス

図で表すとこんな感じです。

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言ってしまえば、売主が買主を自分で見つけて契約を自分で出来るなら、仲介会社はいらないんです。

ただ、そう簡単には見つからないですよね。

なので、代わりにお手伝いしますって出てくるのが仲介会社なんですね。


そのため、不動産仲介会社にはこんな特徴があります。
■ポイント
・自社の製品を持たない

というのも、、、

メーカーは、自分たちで作ったモノを売ります。
保険会社は、自分たちの仕組みを売ります。

しかし、不動産仲介会社は取引のお手伝いをするだけです。


一見、家を売っているように感じますが、あくまでそれはお客様の家であって仲介会社のものではないということです。


したがって、良いものを作ったり、すごい仕組みを考えて、他社と差別化を図ることは出来ません。

では、何で差別化をするのでしょうか。


それは、ヒトです。

■ポイント
・ヒトで差別化を図る
ピンとこない方もいると思います。

あくまで、取引のお手伝いをするだけなので、仕事内容は各社で大きな差はありません。

そこで、「ヒトの良さ」で勝負をするのです。



例えば、あなたが友達に何かお願い事をするとしましょう。

その際、信頼のおけるA君と、頼りないB君だったら、当然A君に頼みますよね。



不動産仲介業も同じことが言えるんです。ヒトの良さで勝負して案件を獲得するんです。

言わば、仲介会社の製品は「素晴らしい社員」とも言えるでしょう。




〇大手不動産仲介会社

ここで一旦、どんな仲介会社があるのかおさらいしておきましょう。

有名どころはこんな感じです。
・三井不動産リアルティ(三井のリハウス)
・住友不動産販売
・東急リバブル
・野村不動産アーバンネット(野村の仲介+)
会社名とブランド名が違うところもありますが、CMとかで聞いたことはありますよね。

この4社は、不動産系グループの不動産仲介会社です。
不動産仲介会社は親会社のグループ会社であることが多く、この場合だと、三井不動産・住友不動産・東急不動産・野村不動産、のグループ会社です。



その他だと、銀行系グループの不動産仲介会社などもあります。

具体的にはこんな感じです。

・三井住友トラスト不動産
・三菱UFJ不動産販売
・みずほ不動産販売
名前の通り、銀行のグループ会社になります。



グループによる特色や、各社の特徴は後ほど詳しく説明しますね。



〇不動産仲介業ランキング

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こちらのランキングを見ると、不動産系グループの不動産仲介会社が上位を独占しており、その次に銀行系グループの不動産仲介会社がランクインしていることが分かりますね。

まあ、不動産を本業としているグループが上位に来るのは当然と言えば当然ですね。


次の章は一気に就活生向けになるので、その他の方は飛ばしてもらって大丈夫です!



〇2021年度募集要項比較(就活生向け)

就活生の皆さん、こんにちは。
募集要項を比較したので、ぜひ参考にしてください。

✓初任給(総合職)
・三井不動産リアルティ   215,000円
・住友不動産販売      240,000円(残業45h)
・東急リバブル       215,000円
・野村不動産アーバンネット 220,000円
・三井住友トラスト不動産  232,000円(残業25h)
・三菱UFJ不動産販売    200,000円
・みずほ不動産販売     215,000円

✓初任給(一般職)
・三井不動産リアルティ   180,000円
・住友不動産販売      176,000円
・東急リバブル       185,000円
・野村不動産アーバンネット 185,000円
・三井住友トラスト不動産  183,000円
・三菱UFJ不動産販売      186,000円
・みずほ不動産販売     記載なし

✓勤務時間
・三井不動産リアルティ   9:30~18:00
・住友不動産販売      9:30~18:20
・東急リバブル       9:30~18:00
・野村不動産アーバンネット 9:30~18:10
・三井住友トラスト不動産  9:30~17:30
・三菱UFJ不動産販売       8:50~17:10
・みずほ不動産販売     9:30~17:40
※記事執筆時の情報なので、正確な情報は各社採用HPでご確認ください。


給料に関しては、あらかじめ残業代が含まれている「固定残業代」の制度を取り入れている会社がありますね。

固定残業代は、仮に想定されている時間分の残業を行わなくても支払われるので、お得になるケースもあります。

ただ、固定残業代を取り入れている会社は、ほとんどの場合が想定されている時間以上の残業が発生すると考えて良いでしょう。
(そうじゃなかったら会社がつぶれる。)



勤務時間に関しては、銀行系グループの会社の方が短いですね。

これは、銀行が開いている時間内に業務を行うため、早めに仕事が終わるということですね。



〇各社の特徴

最後に、各社の特徴やどんな人が向いているか解説していきます。
今回は業界トップ4に絞って解説を行います。


・三井不動産リアルティ
✓特徴
・三井不動産グループの総合力
・信頼と実績
三井不動産グループは、物流事業、住宅関連事業、ホテルリゾート事業、海外事業など不動産にかかわる様々な分野をカバーしているので、お客様の資産価値を高めることが出来ます。

また、取扱件数が業界No.1など、確固たる実績を残しています。

✓向いている人
・誠実な人
・グループワークが得意な人
三井不動産リアルティは、ユニットで1人のお客様と向き合います。

ユニットは3人の社員で構成されるので、ユニット内での意思疎通をしっかりととれる人が向いていると思います。



・住友不動産販売
✓特徴
・マンツーマン営業体制
・成果主義
一般的には、広告はAさん、契約はBさん、アフターフォローはCさん、のように分業制で1人のお客様を担当しますが、住友不動産販売は全ての業務を1人の社員が担当します。

また、成果主義を掲げており、年齢や性別に関係なく、契約を取った数に応じて報酬や昇進が決定します。

✓向いている人
・競争環境で成長したい人
・上昇志向のある人
・(体育会)
成果主義ですので、競争環境の中でも打ち勝っていける人が向いていると思います。



・東急リバブル
✓特徴
・幅広い事業
・東急線沿線に強みを持つ
東急リバブルは他社に比べて、事業の幅が広いです。例えば、仲介会社なのに開発事業も手掛けています。

また、東急電鉄をグループに持つため、東急線沿線での競争には圧倒的な優位性を持っています。

✓向いている人
・新しいことに挑戦できる人
東急リバブルは幅広い事業を展開していますが、今もなお新しいことに挑戦し続けています。

そのため、斬新なアイデアや野心を持った人には向いていると思います。



・野村不動産アーバンネット
✓特徴
・量より質
・IT戦略
店舗数は他社から劣るものの、質で勝負を仕掛けています。

また、「ノムコム」と呼ばれる不動産情報サイトを運営しており、IT戦略でお客様をサポートしています。

✓向いている人
・競争より安定を求める人
こちらは、住友不動産販売とは真逆と考えて良いです。

ガツガツ競争化するというよりも、調和を持って仕事しようというスタイルです。

安定を求めている人には向いていると思います。



【最後に】

ここまでお読みいただきありがとうございました。

少しでも皆さんの参考になっていれば幸いです。

もし、この記事が参考になったと思った方がいればいいねをしていただくと、僕のやる気が上がります(笑)


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