中秋の名月について

記事
占い
今回は中秋の名月について、お話したいと思います。
現代の私達には縁遠いものになってしまいましたが、美しい月を眺めて、お団子を食べる、そのようなイメージの中秋の名月は、元々は中国の風習であり、日本には、平安時代に伝わってきました。
秋の月が特別に美しいのは、乾燥した澄んだ空気が夜空を照らすことと、月は冬に近づくほど空の高い位置を通るため、適度な高さがあり、最も美しく見える条件が揃うのです。
そのため9月の満月は、月見にふさわしい特別な月とされてきました。
中秋の名月は、"十五夜"とも言われます。
月は、新月から満月まで約15日かけて少しずつ満ちて、満月になります。
この繰り返しは、秋に限ったものではないのですが、"秋の真ん中に出るひときわ美しい月"の象徴として"十五夜"と中秋の名月は同じ意味を持つようになりました。
画像1.png

お月見のお供え物といえば、"月見団子"ですね。
古来、農民たちは月の満ち欠けで日にちを計り、季節の変化を感じ取って農作業をしていました。
そんな農民たちにとって、秋は大切な作物の収穫期でもあります。
満月を模した丸い団子は、豊作への祈りや感謝はもちろん、物事の結実や幸福の象徴であり、供えた後の団子を食べることで、健康と幸福を得られると考えられていました。
月がよく見える場所に台を置き、十五夜にちなみ、15個の団子を大皿にうず高く盛るのが昔ながらの伝統的な供え方です。山のような形に団子を積むのは、一番上の団子が霊界に通じると信じられていたからとも言われています。
月を神格化した、"月読命(つくよみのみこと)"は日本神話に度々登場するほど古くからその存在が信じられています。
天照大御神の弟神であり、実際に"月読命"が祀られている神社もあるのです。
画像2.png

そして、月見団子と共にお供え物の定番が、ススキです。
古来日本では、背の高い稲穂は神様が降り立つところだと信じられてきました。
そのため神様へのお供え物として米や稲穂をよく用いましたが、中秋の名月の時期はまだ稲穂が実る前であるため、形が似ているススキを供えたことが、風習の起源だと言われています。
ススキには邪気を払う力があると考えられており、中秋の名月のススキには、災いなどから収穫物を守り、次の年の豊作を願うという意味も込められています。
中秋の名月には、月を単に美しいものとして観賞するだけではなく、古来から人々にとって神として祀る側面があることがわかります。
画像3.png

私達を当たり前のように照らしてくれるお月様は、古来より、人々にとっては神様であり、そのチカラは現代を生きる私達にも大きなエネルギーと、良い影響を与え続けてくれます。
作物の収穫祭であり、豊かな実りの象徴として十五夜を鑑賞し、感謝や祈りを捧げてきた中秋の名月。
改めてお月様を眺めて見てはいかがでしょうか。
眺めながら深呼吸してみて下さい。
そして、感謝や祈りを捧げてみましょう。
9月の特別に美しい満月が、より一層願いを叶えるチカラを高めてくれる時です。
新しい運気を呼び込み、豊かな人生の可能性を広げるお手伝いをさせて頂ければ、幸いです。
画像4.png

☆☆☆☆☆満月期間限定の施術☆☆☆☆☆
中秋の名月のブログをお読みいただきました旨をお伝えいただけましたら、
"ネガティブの浄化or心のヒーリングワーク"をサービスさせていただいます♪

この機会に、新たな一歩を踏み出していきましょう!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す