はじめまして。今日からブログ初めてみようって日記みたいだなw
昔々のお話から...まだ高齢者施設で働いていたころ
3棟あって
1 身体的に介助が必要な方が入所されている
2 認知症軽度な方や次に入る施設の空き待ちをされてる方が入所され ている
3 重度の認知症の方が入所されてる
こんな感じに分かれてました。
まだ介護保険もなかった頃です。
私は2の棟で働いてました。新人は大体ここから始まります。
ほとんど認知症のない方、あっても、加齢による物忘れかな?認知症かな?
ってくらい。
若い私は優しいおばぁちゃま達に囲まれ、毎日仕事を楽しくしてた訳なんですが・・・
そんなある日Ą様(普段はシッカリされてる方)が
「あの人が着とる服、あれアタシんとじゃ!」とご立腹
その場にいた職員はĄ様が言ってるからスタッフのミスで
Ą様の服を間違えて他の方に渡してしまったのかもしれない
と確認する
Ą様が言ってた服は、施設に寄付された服で入所者の方の着替え等が足りない時に貸し出す専用の服でした=Ą様の服ではない事が判明
先輩スタッフ達は「あれはĄ様の服ではないです」
「勘違いじゃないですか?」と言ってĄ様を説得するもĄ様は更にヒートアップ激高されます。
そこで貸し出し服の履歴ノートを確認
理解した。
少し前にĄ様がその服を貸し出されており数日間着ていたのです
なので・・・ここでの正解対応は
「Ą様ごめんなさいね・・・そうだったんですね直ぐに着替えてもらって洗濯してお返しますからね。」
まず相手の世界に入って共感する
そして説得ではなく納得して頂ける様配慮すること。
その服は貸し出さない服として暫く保管。これでĄ様は納得して頂けて落ち着かれました。
相手の世界に入って相手の目線になって考えることさえ出来れば
なんてことない話。
介護現場は毎日が業務に追われ立ち止まる事が出来ない
そんな中でも一度、立ち止まって目線を変えてみることで解決する問題が多々あると勉強になった。
そんなお話でした。
Ą様が、もし「あの時のアタシん服は?まーだ返ってこんがねー」
って言われたら?
その時はその時で...また考えるw
ってことで...最後まで読んで下さってありがとうございました。