7歳未満の子どもの好き嫌いは年齢が上がるにつれてなくなっていくかもという研究!

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今回は子どもの好き嫌いについてです。

とはいっても、大人にだって結構あったりしますので、子どもの好き嫌いを完全になくすのは難しいです。

ただ、どうやら幼稚園に通っているくらいの子どもまでは食べ物に対して結構抵抗感があって、そのせいで色んなものを食べてくれないかもしれないみたいです。

年齢が上がれば少なくとも抵抗感は減る!

オランダのマーストリヒト大学のシャンタル・ネダーコーンたちは、4歳から10歳までの44人の子供に、手でさまざまな触覚刺激を感じ、さまざまな食べ物を味わってもらった。

食べ物はエンドウ豆からライスミルクまで様々なものに対する反応と、サンドペーパー、ヘアジェル、ビロードといった様々な質感のものに触れた時の反応を調べた。

その結果、7歳未満の子供たちについては、2つの感じ方の間に有意な正の相関を示した。

色々な食べ物にチャレンジしようとはせず、好きな食べ物がなかった子どもは触ることすら抵抗を示す傾向が見られた。

ところが、7歳以上の子どもたちは手で触ってみた感じによって好き嫌いと、食べ物への反応との間に相関関係は見られなかった。

小さな子どもたちは、なじみのないものに対して触るのも口入れるのも嫌がった。

年齢が上の子どもたちは、食感と感触のいずれも経験を積んでいるために関連性は見られなかった。

ちょっと一言

まぁ、この研究では年齢が上がれば嫌いなものがなくなるとは言っていませんが、少なくとも7歳未満の子どもは慣れ親しんだものしか口にしようとしないみたいでしたので、年齢が上がればそれなりに抵抗感が減って嫌いなものが多少は減るというくらいに思っていただけたらと思います。

でも、自分の子供には好き嫌いさせたくないと思っている親御さんもいるかと思います。

無理強いはよくありませんが、とりあえず色んな食べ物を見せるといいと思います。

人間って同じ人や同じものを何度も見ることで親近感がわき、好意を持つのです。

これを「単純接触効果」と言います。

例えば、芸能人を好きになってしまったりするのもこの効果が働いているからです。

また、嫌いな食べ物をどうしても食べさせたかったら、それを食べている同じくらいの年齢の子どもたちを見せるのもありです。

なぜか理由はわかりませんが、同じような年齢の人の方が人間の心理って伝染しやすいので効果は大きいと思います。

ただ、一番大事なのはちゃんとバランスよく栄養が取れていれば、嫌いなものがいくつかあっても別に生きていく上で何の問題もありません。

ですので、栄養のことは親がちゃんと管理してあげればいいかと思います。

参考文献
Feel your food. The influence of tactile sensitivity on picky eating in children

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