今日の納品は産土神社鑑定1件。
お客様の神縁吉祥祈願をしました。
神様とのご縁が深まりますように。
令和5年ももう3週間が過ぎましたね。
そろそろ初詣を済まされた方が大勢いらっしゃるでしょう。
ところで、鳥居は下界と神域との境界で、私たちは鳥居をくぐって神域(神様のおうち)へお邪魔するわけなんですが。
鳥居をくぐるとき、右芦・左足のどちらから入りますか?
あまり深く考えたことないですか?(笑)
参道の真ん中の「正中は神様の通り道で神聖はところだから通っちゃいけない」ということは多くの方がご存じだと思います。
ところが、その上で鳥居をくぐるときの足の出し方にも決まりがあるんです。
神職の世界での決まりごとですが。
正中を外すと右側か左側を進むことになるんですが、鳥居をくぐるとき、
「鳥居の柱側の足から入る」ということです。
左側を通っていたら左足から、右側を歩いていたら右足からということですね。
これは「神様の領域(正中)から遠い足から進む」のが神職の決まりごとです。
あとは「正中にお尻を向けないように」ということでもあるようです。
いずれにしても「神様に失礼のないように」という配慮ですね。
これを行っている人をあまり見たことがありませんので、ちょっと意識して行うことで、神様から「お、なかなかやるなあ」と思ってもらえるかもしれませんね。
ちなみに一般的な神社では「右側を歩いてください」とか「左側通行でお願いします」というところはあまりありませんが、伊勢の神宮では決まりがあります。
外宮では左側通行。
内宮では右側通行。
これはなぜかというと・・・よくわかりません。
いろんな文献を調べてみても「これが答えだ!」というものにはたどり着きませんでした(笑)
ただ、俗説として
外宮は右側にあるから人間は遠回りの左側(右カーブの外側)を歩く
内宮は左側にあるから人間は遠回りの右側(左カーブの外側)を歩く
というものがあります。
近い方の道を神様にお譲りするということですね。
私は、日本人の奥ゆかしさと神様を敬う気持ちを感じるこの俗説が大好きです。
多分知らない人の方が多いと思うので、日常会話で「鳥居」や「伊勢神宮」が話題になったら、ぜひ自慢げに話してみちゃってくださいね!
もっとも日常会話で話題になることなんてないか(笑)