私は仲間が大切であることを何度かここに記しています。
仲間というのは本音を言い合える、或いはわかり合える人たちのことで、そんなに深く付き合えている人はいないという人もいるかもしれません。
ちなみに信頼って、どうやって手に入れていくものなのでしょうか?
私の場合で言えば、
【教えて上げる】
でした。
分からない人に教えて上げる。
それも精一杯自分の持っているものを使って教えてあげました。
そのために一生懸命勉強したし、自信を持って言えるぐらいになろうと努力しました。
つまり【教えること】が相手にとってとても大事なことで、時間を節約し、知識を増やすことにつながるのです。
これは大きいですよね。
感謝されます。
【ありがとう】と。
それが信頼につながります。
この工程の中で、実は自分の力もより増していきます。
人の窮地に力になって、なお自分にもし足りないところがあったとしてもそれを満たしていくことにもつながる。
この人は自分のために
一生懸命頑張ってくれる。
教えてくれる。
与えてくれる。
それが信頼へつながります。
でも商売をする上でタダで教えるんですか?
きれい事じゃないですか?
と言われることがあります。
実際与えたって何にもならなかったという人が出てきます。
誤解を恐れず言いますが、あなたは与えることをはき違えているのではないですか?
と思います。
教える、与えるものが違うんです。
今時ちょっとした情報を与えたってダメですよ。
そんなものインターネットでいっぱい出ていますから。
いくらでも調べられます。
・ネットで調べられるもの
・本に普通に書いてあるようなもの
こういうものではないんです。
では何でしょう。
それは【知恵】です。
意味が分かりますか?
教えて上げるのは自分がつちかい、経験として得たもの。
そして調べることで自分のかつての知識がさらに増して困っている人に合わせた考え方を教えることが出来るんです。
教科書だけ読んで授業をする先生を尊敬し、信頼しますか?
廃業寸前から受け継いで、見事よみがえらせ、毎年金賞を取るようになった酒蔵の杜氏が話してくれて自分の力になってくれたときにその人のことを信頼しませんか?
あなたならどちらに信頼を置きますか?
実績に基づいて知恵を出してくれるので、
そうか。こう考えれば良いのか。
と答えの出し方が分かるようになるのです。
そういうときって次のどんな考えを持つ人が多いと思いますか?
「よし。今度この人に何かあったら必ず自分も力になる。」
じゃないかなと思うんですが。
もし実力不足で知恵が絞り出せないとしても、一緒に必死になって考えて上げる。
一緒に行動する。
これも信頼につながるんです。
当たり障りのない上っ面だけの情報だけ渡して与えていると思っている人は信頼を得られるとは思えませんよね。
信頼を手に入れるというのはそういうことだと思いませんか?
少し長くなったので、続きは別の機会にしようと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。