きっかけ---考えるのをやめた瞬間

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コラム

「きっかけ」の続きですね。

私が今の状態になる(気付く)「きっかけ」になったのは、『考えるのをやめた瞬間』です。

ある美容室の経営者の方と縁ができ、その方と毎月1回飲み会をしていました。

経営者の方をAさんとしますと、Aさんの知り合いの方数名と、私の知人数名での飲み会でした。

このAさん、その当時、地方都市で6店舗の美容室を経営していて、6店舗とも売り上げが右肩上がりで、一度も売り上げが下がったことがないと言われていましたので、どうすればそのような経営ができるのか知りたくて、飲み会の最中に色々と質問をしていました。

色々と質問をするのですが、この質問に対する返答と返答に対する返答が、なんともかみ合わない。(苦笑)

例えば、右肩上がりの売り上げに対する質問をしました。

私「どうすれば、全店舗、右肩上がりで売り上げが伸びるのですか?」
A「えっ?なんでそんな質問するの?」
私「だって、6店舗とも売り上げが下がることなく右肩上がりって普通ないでしょう?」
A「えっ?そうなの?」
私「えっ?!」
A「売り上げが下がるなんて、考えたこともなかったから知らなかった♪」
A「売り上げって、伸びるものだとしか思ったことなかったから」(笑)

とまあ、一事が万事、このようなやり取りが飲み会をするたびに続いていました。(苦笑)

何回目かの飲み会の時に、この時も「今日こそは何か得るものを!」を意気込んで参加していたのですが、例のごとく玉砕していました。(笑)

この時の飲み会は、いつもの飲み会よりも早い時間から始めていたので、私の質問するエネルギーも早々と枯れ始めていました。

考えて質問し、返答に対してまた考えて返答をする…思考がフル回転状態なので、エネルギー切れになってしまいました。(笑)

考えたくても、考えるエネルギーが出てこない…もうしょうがないので考えるのを諦めました。

もっと適切な表現は、「理解するのをやめた」という感覚ですね。

考える(理解する)のをやめて、私の知人がAさんに食い下がるように質問しているのをただ眺めていました。

すると、それまでAさんの言っていることが全く理解できなかったのが、理解できるようになっていました!(驚)

考えて、考えて、わからかったものが、
理解しようとして、理解しようとして、理解できなかったものが、
考えなくても、わかり、理解しようとしなくても理解できる。

本当に不思議な感覚でした。(ほんと、びっくりでした。笑)

そして、この「きっかけ」が起点となり、今日の私へとつながっていきます。

まだ、この時点では、「気持ち」が重要だとは気付いてはいませんでした。

漠然と、「考えて導き出す答えは、本当の自分の答えではない」くらいしかわかっていませんでした。

ここから、幾重にも試行錯誤が始まります。

この続きは、次回に。。。


あ、最後に、「人の話をしっかり聞きましょう!」とよく言われるのですが、聞こうとしてもなかなか聞けないと思います。

人の話がしっかり聞けるポイントは、「考えない」「理解しようとしない」ことです。

今日の記事の内容そのものですね。

考えなくても、人の話が聞けるのか?理解できるのか?と、よく言われるのですが、答えは「YES!」です。

私は、まったく考えていませんが、人の話をしっかり聞くことができています。

考えないでどうやって言葉を話しているの?とも、言われるのですが、大丈夫です。言葉は自然と湧き出てきますから。

「気持ち」という感覚で。

かゎら




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