不備ノート

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コラム

70歳を超えて保険の営業をされている方がいます。

その方をAさんとします。

Aさんは、契約書類などによく不備があり、会社から指摘されることがあります。

そこで、「不備ノート」を作ってみてはどうかと提案してみました。

Aさんもそれなりに不備のないようにがんばってはいるようですが、なかなか不備がなくならないので提案をしてみました。

書類で不備があった場合、不備の箇所と不備を訂正した内容を書き溜めていくノートです。

不備と言っても、書類だけでなく、書類以外でも不備(不手際など)があった場合にも書き込むようにアドバイスをしました。

それから、半年ほど経った時に、Aさんが書類の不備がまたあったことをお話ししてくれました。

そこで、「不備ノートは活用されていますか?」と尋ねますと、「えっ?不備ノートって何ですか?」と尋ね返されたので半年ほど前に書類の不備が続いたときに書き始めたノートだと説明をすると「あ!あ~~~…」と思い出されました。

今は使ってなく、どこかに片づけてはいるけど、どこに片づけたかわからない状態でした。(苦笑)

なので、再度、不備ノートを始めるようにお伝えさせていただきました。

そして、毎日、仕事を始める前に30分読み返すようにすることもアドバイスをしました。

この不備ノートは、もし、書き溜めていくことが出来ましたら、さらに活用できるようになります。

不備ノートには、書類の不備、営業トークの不備、契約者へのフォロー不備、アポイント時の不備、新規訪問時の不備など、いろいろな場面の不備を書き込みます。

そこで、次に、色々な場面をひとまとめにして書き綴ったものを、場面ごとにまとめます。

そして、場面ごとにまとめた不備と不備修正文言をさらに質を上げていきます。

質を上げる方法としては、先ほどもお書きしたように毎日仕事始めに不備ノートを読み返すだけです。

毎日読み返すことで、潜在意識に不備修正文言をインプットすると同時にそれに対する質の向上を委ねます。

委ねるといっても、何もすることはありません。

前回の記事にも書いたように、人には本来向上心がありますから潜在意識にインプットするだけで、質が上がる文言をひらめいたり気付いたりしますから、何もする必要はありません。

そして、そして、さらに活用できる可能性があります。

それは、この取り組みそのもので営業成績が良くなることで、この取り組みが会社の営業マニュアルや営業ツールとして採用されるかもしれません。

もしかすると、会社内(外)の営業員研修の講師を依頼されるかもしれません。

他にも、「私は、不備ノートで営業成績トップになった!」などのタイトルで書籍販売につながるかもしれません。(笑)

たかが「不備ノート」ではありますが、可能性は無限です。

もちろん、書類の不備がなくなるだけでも、すごく良いですよね。(笑)

皆さんも、「不備ノート」書き始めてはいかがでしょうか。

かゎら



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