「気持ちと心の関係は?」と、問いかけられましたら、皆さんは何と答えます?
私は、気持ちと心を区別しています。
例えば、「心が通じ合う」とか「気持ちが通じ合う」と表現した場合、私は、「気持ちが通じ合うのではなく、心が通じ合っている」ととらえています。
人が通じ合うのは、「心」であり、「気持ち」ではない。
では、「気持ちはなに?」となるのですが、「気持ちは、心を表現するための最初の感情」だと認識しています。
人と人は、心で通じ合っているがために、心に色(感情など)はなく、無色透明。
そこに、私という存在は、一人の人として「個性」を持ち存在しているがために、無色透明ではいられない。
心で通じ合い感じたものを表現する最初の感情が「気持ち」というわけです。
ですから、気持ちには個性があります。
気持ちで表現されるものは、多種多様になります。
しかし、心で通じ合っているがために、独りよがりにはならない。
ですが、気持ちを見失うと、心というつながりも見失い、独りよがりになりやすい。
気持ちと心は見失いやすいですが、失われることはありません。
人として、この世界に生きている限りは。
自分を知りたければ、気持ちを知ればよい。
自分らしく生きたければ、気持ちのままに生きればよい。
自分を探したければ、気持ちを探せばよい。
気持ちは、いつもここにあなたと在るのですから。
かゎら