会話中に、「あ~」「え~」「あの~」などの言葉を多用する方がおられました。
本人に自覚はなく、自然な会話ができていると思っているようでした。
本人にそれを指摘しても、改善されることはなかったのですが、自覚がしっかりとし始めると、自分で気づかれるようになりました。
「あ~」「え~」「あの~」と、表現する自分に。
それも、かなり多用していることにも気付かれ、自分の会話がとても不自然だとも気付かれに苦笑いされていました。
では、どうすれば「あ~」「え~」「あの~」などと表現しなくなるのか。
それは、「何もしない」ことです。
何もしないといっても、「あ~」「え~」「あの~」などと表現する自分にはしっかりと気付いて(自覚して)いくことは必要です。
不自然な会話を(言葉を表現)する自分を、ただ自覚し続けるだけです。
あえて、言わないようにしたり、改めて意識をしないことです。
ただ、自覚(気付き)し続けるだけで、「あ~」「え~」「あの~」などを表現しなくなっていきます。
不自然な自分に気付けば、本来の自分が不自然を自然に変えていって(修正して)くれます。
本来の自分に任せれば、大丈夫です。
逆に、言わないように自分でコントロール(修正)しようとすると、なかなか修正できません。
修正できたとしても、そちらに意識を奪われ、会話そのものが不自然なものになったりもします。
また、コントールしたものは、コントロールし続けなければならないので大変ですが、気づいて自然に戻るものは、戻ってしまえば、さらに何もしなくても、持続されます。それが自然なのですから。(笑)
コントロール、修正しようとする行為そのものが不自然なので、不自然なものを不自然でなんとかしても、残るものはやはり不自然ですから、どうにもならないのです。
一生懸命に努力して直したのに、また戻ってしまった…という経験ありませんか?
身に覚えのある方は、一度、自覚をお試しください。
かゎら