気持ちに気付く唯一の方法が「自覚」とお伝えしているのですが、ここで表現する「唯一」は、「絶対」ではありません。
どういうことかと言いますと、「唯一」というのは、範囲が限定されている状態の中でという意味であり、範囲が限定されていない無条件という意味ではないからです。
私が、「唯一の方法」としての自覚を表現しているのは、私が気付いている(知っている)範囲の中でという意味なので、私が気付いていない広大な世界では、自覚を磨きハッキリさせる方法は他にもあるかもしれません。(多分、あります。笑)
もっと言えば、気持ちに気付く方法を必要としない、ダイレクトに気持ちに気付くことが可能なのかもしれません。
なぜ、このような話をするかと言いますと、「唯一」と表現すると、「それしかない」と「決めつけ」てしまいがちですが、実際は「決めつけられない」ということをお伝えしたかったからです。
これが、理解できますと、人とのコミュニケーションがとても良好なものになります。
それは、相手の話をよく聞けるようになるからです。
人は、人と話をするときに、相手の話を自分の価値観や概念で判断することが多いです。
これは、無意識・無自覚に行っています。
相手が自分と同じ価値観や概念を持っているのであれば問題ないのですが、まず、同じ価値観や概念を持っている人はいません。似たような価値観や概念は持っているでしょうが、同じ価値観や疑念は持ってはいません。
相手の話を無意識・無自覚に自分の価値観や概念で処理してしまうと、そこにはすれ違いが生じます。
そのすれ違いも、すぐに修正できれば良いのですが、なかなかできません。
それは、そのすれ違いを「思考」が補ってしまうからです。
補うのですから問題なさそうに思えますが、実はすれ違う以上に大きな問題になります。
少し話が深くなってきましたので、このあたりでやめておきます。
自覚がハッキリし、気持ちに気付き気持ちで過ごせるようになりますと、今回の内容もすぐに理解していただけるようになります。
訓練法、試してみてくださいね。
かゎら
気持ちのままに 心のままに 想いのままに ありのままに