打消し

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「なりたくない自分」は、とても分かりやすいですね。

例えば、親がお金にだらしなかったのを「嫌だな」と思っていた場合、
「こんな親のようにはなりたくない、ならないぞ。」と、わかりやすいです。

そこで質問をします。

では、「なりたい自分」は?
「お金にだらしなくない自分」と答えられます。

「お金にだらしない」を『打消し』て、「なりたい自分」を答えるのですが、
少し長い目で見ると、親と同じような「お金にだらしない自分」で過ごしている人が多いです。

あんなに嫌だった親と同じような自分に嘆き、「これは遺伝子だからしょうがない」などと、自分に言い聞かせていたりする人ともおられます。

しかし、本当に遺伝子が原因でしょうか?
多くの人を見てきて、私は遺伝子はそんなに関係ないととらえています。

「なりたい自分」を「なりたくない自分を打ち消して」表現するときに、
常に意識しているのは、「どのような自分」でしょうか?

少しわかりやすく表現しますと、1枚の画用紙に、なりたくない自分の絵を描きます。

例えば、お金を散財している自分の絵を描いたとします。
その描かれた散財する自分を「打ち消す」にはそこに何を描きますか?

ある人は「×」であり、ある人は「黒く塗りつぶす」かもしれませんが、
新しい自分を描く人は、ほぼいないはずです。

散財する自分の絵の上に大きく「×」を描いた絵を見てみてください。
そこに見えるのは、散財する自分と×しかありません。

どんなに散財する自分と×を描き続けても(なりたい自分だと意識し続けても)、本当になりたい自分は、そこには描かれていません。

描かれている(意識する)のは、「散財する自分」と「×」だけです。

散財する自分と×を意識し続けて、「本当になりたい自分」になれるでしょうか?

不可能ではないでしょうか。

一時的には、がんばって散財しない自分で過ごすことはできるでしょうが、根本的に意識しているのは「散財する自分」と「×」ですから、やはり、なりたくなかった自分になってしまいます。

打ち消しているもの、多くありませんか?(苦笑)

気付いて修正したいですね。

かゎら


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