きっかけ---気持ちを見失っていた時の出来事①

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コラム

気持ちが不安定な人生とは、言い換えれば、「気持ちを見失った人生」と言えます。
生きる上で、何が最も大切なのかを、私なりに気付いたのが37歳から38歳にかけてでした。

「何が最も大切なのか」の答えは、もちろん「気持ち」になります。
そこから20年弱かけて、現在に至るのですが、少し、気持ちに気付く前の人生を振り返ってみたいと思います。

私自身、気持ちが大切だと気付いてからは、過去を振り返ることはほぼしませんでした。
それは、未来を作るうえで、過去はほぼ関係ないと認識しているからです。
(この過去を振り返る必要がほぼないと思える理由は別の機会で書き綴ってみたいと思います。)

しかし、視点を少し変えて、気持ちに気付いた視点で過去を振り返ることも、これから気持ちに気付いていこうとされる方には、「きっかけ」としては有効でなんじゃないかなと思いましたので、書き綴ってみることにしました。

記憶にある37年間を、気持ちで振り返ってみると、なぜあの時にあの言動をとったのか、とても良く理解できます。

例えば、私が初めて車を購入したのは、19歳の時だったのですが、そこから15年間ほどで30数台、車を買い替えました。(苦笑)
高校を卒業すると同時に、働き始めたのですが、給料は安く月収7万円ほどでしたが、どうしても車が欲しくて無理やりローンを組んで購入しました。(もう、この時点で気持ちを見失っていますよね。汗)

その最初に買った車も、2週間ほどで事故で廃車にするのですが、そのエピソードは別に機会にします。
あの時のことはとても良く記憶していて、気持ちを見失っての行動の最たるものの一つです。(苦笑)

話を戻しまして、車を30数台乗り換えるのですが、車が好きで乗り換えるというよりも、小さな子供がおもちゃ屋さんに行ったときに、目に映るおもちゃが次々に欲しくなるような感覚に似ていると思います。

目に入ると欲しくなる。(苦笑)
かといって、購入した車は、買い替えるまではとても大切にはしていました。
良く掃除をし、洗車もし、ワックスもかけました。
ですから、どの車も愛着のようなものを感じているのですが、次が目に入ると欲しくなるのです。(苦笑)

気持ちを見失うと、気持ちが不安定になるとお伝えしてきました。
すると、気持ちは不安定を嫌い、安定させようとするもお伝えしました。

気持ちが不安定だから「もっと」の対象が「車」になっていたということになります。
車のローン支払いのために、稼いでいた時期もありましたね。(苦笑)
もっと、この車などはまだまだごく一部ですよ。(笑)

さて、30数台車を買い替えるのですが、ここまで買い替えてくると何となく気付くことがありました。
「どうも、自分は車が欲しくて買ってはいないのでないか。」と。(笑)
ほんと、何となくうっすらとそう思ったのですが、この瞬間が気持ちに気付いた瞬間です。

その瞬間から、車を買い替えることが見事に止まりました。
目に入る車を欲しいとは、一切思わなくなったのです。(笑)

そこからは、生活に必要な車をつぶれるまで乗り続けていました。
(現在は、車が必要ない状態なので、車は所有していません。)

そこに気付くまでに、30数台も車を買い替えました。
お金と時間…すごいですね。(苦笑)

ただ、これで万々歳とはなりません。
「欲しいのは車ではない」としか気付いていないわけですから。(汗)

「じゃあ、自分は何が欲しいのだろうか?」と、次なる対象を物色するようになります。
それでも、一瞬でも気持ちに気付いた効果だと思うのですが、欲しているものが「物」ではないのではないかと漠然と思ってはいました。
ですから、車のような大きな物を購入することはなくなりました。

かといって、気持ち見失っていることには間違いないので、まだまださまよう人生は続きます。(苦笑)

かゎら



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