10個の天体—天王星♅

本日のご紹介は天王星です。

社会天体5星のうち、3番目の星になります。

天王星の符号は”♅”

天王星は変化、自由、反骨の法則を持ってサプライズ、突然な変化などを意味しています。

12の星座を84年かけて一周する天王星が1つの星座に滞在する期間は約7年と長期に亘ります。

そのためその変わり目の前後は一瞬の変化を誘発することが多くなります。

例えば、東日本大震災を考えてみましょう。

2011年3月11日時点では天王星は魚座29度に位置していましたが、翌3月12日の7時頃に天王星が牡羊座に入る天王星の変わり目だったのです。

あの3月11日の14時46分の石巻市のホロスコープを見ると太陽、火星、天王星とともに第8ハウス（死亡、恐怖）にあり、天王星の魚座29度はドラゴンヘッドとテールとBPになるタンニングポイントの状態でした。

こういう場合のエネルギーはとても不安定な状態です。

また魚座は水を意味しており、その水がもたらす第8ハウスの恐怖が津波に現れました。

そして天王星が牡羊座に移動してからの7年間は、牡羊座の特徴でもある戦い、生存などにテーマが移りました。

これは震災後の復興を意味しています。

この東日本大震災は日本の社会構造をも変えてしまい、世界にも大きな衝撃を与えました。

このように占星術では、天王星が移行する変わり目が世界規模の大事故や事件が誘発される重要な時期と考えられています。

また天王星とアスペクトする個人天体（太陽、月、水星、金星、火星）は周りとは一見異なる、ユニークな特徴、言わば｢変わった部分｣と認識されてしまいます。

天王星とアスペクトする個人天体が太陽の人は、とてもオリジナリティがあり自主独立の精神を持っています。個性派、変わり者と呼ばれたりもするでしょう。

天王星とアスペクトする個人天体が月の人は、気分が変わりやすく情緒が不安定な場合が多く、一人でいることを好む特徴があります。

天王星とアスペクトする個人天体が水星の人は、発想力や発明力に長けて頭脳明晰頭、一般的な人とは考え方も違う場合が多いでしょう。

天王星とアスペクトする個人天体が金星の人は、独特な美的センスを持ち電撃婚や電撃離婚もあり、またベタベタな恋愛を嫌って人とは違う婚姻関係なども。

天王星とアスペクトする個人天体が火星の人は、行動パターンが独自の自己流で他人に行動を制限されることを極端に嫌い、また特別な性的志向がある場合や反骨精神からボイコット運動のリーダーなども可能性があります。

天王星が象徴する人物としては、

科学者、発明家、人道主義者、そしていわゆる変わり者などを象徴しています。

※天王星の象徴は｢物｣、｢こと｣などもありますが、混乱しないようにここでは紹介しないでおきますね。

今回は天王星について概要を紹介させて頂きました。

次回は海王星を紹介したいと思います。