僧侶は日々何を考えて暮らしてる?

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コラム
我々僧侶は僧侶という仕事を持ちつつも、暮らしとしては世間一般の皆様と何ら変わりはありません。また、日々暮らす中でも色々目指すべきもの、目標も持っています。それらの根底を成す考えがあります。「六波羅蜜(ろくはらみつ)」というものです。

これは、仏教の大切な教えの一つで、まるで6つのスーパーパワーワードのようなものです。これらを身につけることで、心をきれいにし、悟り(進化した自分、ドラゴンボールでいうところのスーパーサイヤ人になって界王拳〇倍!といったところでしょうか)への道を歩む手助けになります。

全ての僧侶がそう、というわけではないかもしれませんが、私は定期的に六波羅蜜に関する本を読み、自身のマインドを高めるようにしています。
六波羅蜜、以下6つです^^皆さんも生活する上でのヒントになるかも?^^

1. 布施(ふせ):これは、自分が持っているものを他の人と分け合うことを意味します。友達と一緒にお菓子を食べるような時に、自分の分を友達にあげるような感じです(僧侶としてサービスの対価として受け取る布施も根底の考え方は一緒ですが)。ただ、物だけではなく、自分の笑顔や優しい言葉も分け与えることができます。これにより、他人の幸せを考えることができ、自分自身も喜びを感じることができます。
2. 守戒(しゅかい):これは、ルールを守ることを表しています。例えば、家庭や学校でのルールを守るのと同じように、人々が平和に暮らすためのルールを守ります。これにより、社会全体が秩序だった形で運営され、互いに尊重しあうことが可能になります。
3. 忍辱(にんにく):これは、困難な状況に耐えることです。辛い時でも、怒りや悲しみに負けずに我慢する力が必要とされます。これにより、自分の心をコントロールし、苦しみから解放されることができます。よく我慢と比較されますが、忍辱は「前向きになるために耐え忍ぶこと」で、我慢は「その場をしのぐために耐え忍ぶこと」で、ポジティブさ、自身の成長につながるかどうかで違いがあります。
4. 精進(しょうじん):これは、自分の目標に向かって一生懸命努力することを意味します。例えば、学校の勉強や趣味、スポーツなど、目標を達成するために必要な努力を惜しまずに行います。これにより、自分の能力を最大限に引き出し、成功に近づくことができます。
5. 禅定(ぜんじょう):これは、心を静めることを指します。周囲の騒音や混乱から離れて、自分の心を落ち着け、現在の瞬間に集中することが大切です。これにより、心が安定し、物事を明確に理解する力が高まります。
6. 智慧(ちえ):これは、物事を深く理解する力を表しています。複雑な問題が生じた時、答えを見つけ出す力が必要です。これにより、問題を解決し、より良い結果を得ることができます。仮に答えが出なくとも、考えようとする試みが大事なんですね。

これら6つの行動を実践することで、私たちは自分自身と他人の苦しみを減らし、より幸せな生活を送ることができると、仏教では教えています。
皆さんも是非参考になさってみてくださいね^^

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