少しずつ知られるようになってきていた
「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と言われる人たちの存在。
それをHSP専門カウンセラーの武田友紀さんが「繊細さん」
と呼んだことから、「私もそうかも!」と自覚する人が一気に増えました。
「繊細さん」というと、「生きづらさを感じている人が多い」
そんな印象を受ける方もいるかもしれません。
でも実は、自分の繊細さを正しく知って上手に生かせば、
人よりも幸せを深く感じられるというメリットもあります。
HSPの提唱者であるエレイン・アーロン博士は、
「繊細さん」には、4つの性質(DOES)がすべて備わっているといいます。
※繊細さんは、他の人よりも小さなことによく気づく、
深く考えるといった気質であり、誤解されやすいのですが、
人の目が気になる、自分に自信がない、
不安を感じやすい=「繊細さん」ではありません。
その4, 些細な刺激を察知する
これは「小さなことにもよく気づく」と
とらえていただくとわかりやすいと思います。
何に気づくのかは人によって様々ですが、
ぱっと書類を見ただけで誤字脱字に気づいたり、
相手の声のトーンの微妙な変化など、小さなことによく気づきます。
そのため仕事ではミスが少ない良さがある一方、気づく量が多いため、
仕事に時間がかかることもあります。
また、人付き合いでも、相手の小さな変化に気付いて
細やかな気遣いができる一方、
「この人は今、本音を言っていないな」と
気づいてモヤモヤしたりもします。