ケアレスミスが多い人へ向けた対処法をご紹介

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コラム
自分は注意力散漫かもしれない。

こう思ったことはありませんか?

数学のテストでは毎回ケアレスミスで失点するし、仕事ではどこか必ず指摘され、何で気づかなかったんだろうと後で思い返す。

でも、マイクロソフトのカナダチームが示したように、人間の注意力は2000年以降かつての12秒から8秒に落ち、金魚の9秒よりも短いということを考えれば、そこまで悲観することもないのかもしれません。

とはいえ、周りの人は普通にできているのに、自分だけがいっつもミスを繰り返すという状況は望むものではないですよね。

特に、テレワークや個人単位での作業分担が行われている現代では、個人のミスというのが謙虚に現れてしまいますので、、

ということで今回は、個人単位でできる注意力の改善方法について紹介したいと思います。

瞑想の練習

瞑想がメンタルヘルスに効果的だということは、色んな媒体を通して言われていることだと思いますが、注意力の持続時間の増加にも影響を与えるということが示されています。

学術雑誌”Frontiers in Human Neuroscience”にし掲載された研究によると、瞑想トレーニングは、長期的な取り組みがなくても、注意力を向上させる可能性があることを示唆しています。

とはいっても、これまで瞑想をやったことがない人にとっては、何をすればよいのか?ということになりますよね。

最も簡単な方法は、仕事に取り組む前に少し瞑想時間を設けることです。

目を閉じて呼吸をゆっくり整えます。呼吸によって肺が広がっていく、周りの音が聞こえる、自分の足が地面についているといった感覚に集中することを3分程度継続します。

この行動を実施するだけでも、目の前の業務に意識を向ける準備ができます。

読書をやってみる

集中力を磨く方法の一つに、読書があります。朝起きた時間、昼休み、仕事の前、あるいは就寝前に20~30分の読書タイムを設けてみます。

読書中、LINEの通知など気を散らすものをブロックします。

あんまり難解な本を読むのではなく、自分の読みやすい本だったり、一度呼んだことのある本も良いかもしれません。

その本の表現方法に触れて、情景を思い浮かべて見てください。

やっぱり運動は大事

運動は大事だよって今も昔も言われ続けてきましたが、それでもやっぱり運動は必要なのです。

身体活動は認知制御力を改善することが様々な研究によって示されており、ジョギングしたり、ウォーキングしたり、自転車に乗ったりする行動を生活の中に取り入れてみてください。

特に、テレワークが続くときは一回外に出るだけでリセット気分になれるのでおすすめです。(ずっと家にいると慣れて来るのですが、思いの他身体が固まっているので…)

ポモドーロ・テクニックを取り入れる

短い時間の作業と休憩を繰り返しながら、生産性を向上させるポモドーロ・テクニックを取り入れてみましょう。

1990年初頭、イタリア人のフランチェスコ・シリロによって発案された時間管理術で、25分作業 ⇒ 5分休憩を4セット繰り返し、4セット終わったら1回長めの休憩(15~30分)をはさむというやり方です。

Youtube等でも、ポモドーロ・テクニックに合わせた環境音BGM等がアップロードされているので、是非活用してみてください。

モノタスクで対応する

今でこそマルチタスクの弊害について語られる機会が増えましたが、そもそも人の脳はマルチタスクに最適化されていません。

よって、複数の業務があったとしても、それをモノタスク(ひとつひとつの作業をこなしていく方法)で処理できるようにするべきなのです。

ということで、先程のポモドーロ・テクニック等を合わせて、25分あたり1業務といった形で区切って対応していくことが望ましいですね。

気晴らし要因を減らす

モノタスクにしよう!と思ったとしても、途中でLINEの通知が来たりポップアップが来たら気になって開いてしまいます。

開かなくても、一瞬意識が持ってかれてしまうので、せっかくのモノタスクが無駄になってしまいます。

なので、メール処理の時間は別途設けることとして、作業の途中で返信したりすることは控えましょう。そして、直ぐに対応が必要な場合は直接連絡するか電話等で伝えてもらうようにしておくのが良いと思います。

なかなかそう上手くいかないことも承知しておりますが、出来る所から変えていくと良いと思います。

少なくとも、業務で使用しているのでなければ、LINEの通知は切っておいた方が良いかもしれませんね。

潜在的な問題の場合は専門家に相談しましょう

もし、あまりに注意力が散漫で生活に支障が出るような場合には、専門家に相談をしましょう。

ADHDやうつ病、不安障害等の可能性が疑われた場合、専門的な知識や施設があるところで指示を受けた方が絶対に良いですので、まずは自分で判断せずに客観的な意見を聞いてみましょう。

まとめ
ということで今回は注意力の改善方法について紹介致しました。

一度気をつけてもふとした時に注意力散漫になるというのは良くあることですが、今の自分を成長させるため、出来ることから取り組んでみても良いんじゃないなと思っております。

それでは、本記事が皆さんの生活のヒントになったら幸いです。
お付き合いいただきありがとうございました。





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