どちらかが一方的にギブ (give) する関係は、早かれ遅かれ破綻する可能性が高い!

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今回は、人間関係のテーマの一環として、『ギブアンドテイク (give and take) 』について、思うところをお話させて頂きます。

上記リンクのYouTube動画でもお話しさせて頂きましたので、よろしければこちらもご覧頂けますと大変有難いです!

まず『ギブアンドテイク』について簡単に説明しますと、『ギブ(give)』「与える」という意味で、『テイク(take)』は「受け取る」という意味である事から、『ギブアンドテイク』とは、「与える事」「受け取る事」の両方が成立している状態の事を表しています。

これを人間関係に当てはめますと、「お互いに相手に与え、そして受け取る関係が成立している状態」を表しますので、一言で言いますと、『お互いに助け合っている対等な関係』という意味合いで捉えて頂ければと思います。

そして今回私がお伝えしたい内容は、人間関係において、このギブアンドテイクの関係が成立していない状態、つまり、どちらかが一方的に助けたり与えたりしているような関係は、家族関係でない限り、早かれ遅かれ破綻する可能性が高いという事です。

ちなみに、ここで言う「助けたり与えたりする行為」というのは、基本的には無償で行う行為の事を指しています。

例えば、友人や恋人などの関係において、AさんがBさんに日頃から頻繁に何かお願いをしたり、相談したりする事を繰り返していて、その都度BさんがAさんを助けていたとします。

そして今度はBさんの方がAさんに何かお願いをしたり相談をしたとします。
しかしその時、Aさんに冷たくされたり無視されたりして、AさんがBさんを全く助けてくれなかったとします。

その場合、BさんはAさんとの関係を今後も続けたいと思うでしょうか?

もしそれでもAさんとの関係を続けたいと思うようでしたら、これはBさんの器が大きいという考え方もありますが、それよりも、Bさんは少々危機感のない人だと捉えた方が良いと思いますので、Bさんは今後もAさんのような感謝をしないタイプの人に利用されるだけされて、最終的には捨てられるといった事になり兼ねないと思うからです。

もちろん、BさんがAさんに対して多額のお金を貸してほしいとか、悪い事をするのに手を貸してほしいといったように、明らかにAさんにとっては無理なお願いだったとしたら、それはAさんが断って当然だと思いますが、そうではなくて、ごく普通のお願いや相談事をしただけなのに、Aさんが何もしてくれなかったとしたら、これまで散々Aさんの事を助けたBさんにしてみれば、もうAさんを助けたいと思わなくなるのも仕方のない事だと言えますし、Aさんとの関係そのものを断ち切りたくなるのも無理のない話だと思うのです。

ただ混同してほしくないのは、ここで私がお話ししているのは、あくまで、このAさんとBさんが日頃から無償で繋がっている関係の場合であり、例えばAさんが八百屋さんでBさんがその常連客であるというような、主に有償で繋がっているような関係の場合には、確かにAさんは日頃からBさんに商品を買ってもらって助かっていますが、その代償としてAさんはBさんに野菜という商品を販売していますので、もしBさんが、「日頃からAさんの商品を買っているのだから、Aさんに何かお願いをしても聞いてくれるだろう」と無償での見返りをさらに期待しているとしたら、それはちょっと違うのではないかと思います。

細かい話になりますが、商品を買う売るという関係は、『ギブアンドテイク』ではなく、『バイアンドセール(buy and sell)』の関係だと言えますので、無償で繋がっている人間関係と、有償で繋がっている人間関係とは、区別して考えた方が良いと思います。

少し話が逸れてしまいましたので、『ギブアンドテイク』の話に戻しますと、よく「与えられる前に自分から与えよ」というような言葉を見聞きする事がありますが、与える相手を間違えてしまいますと、利用されるだけされて何も残らないという結果になり兼ねませんので、自分ばかりが与えている、つまり『ギブ(give)』ばかりしていて、相手からは一切与えられない、つまり『テイク(take)』する事がない関係だと気づいたら、家族でもない限り、そのような関係はできるだけ早く絶ち切った方がよろしいかと思います。

最後までお読み頂きまして、どうもありがとうございました!
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