リラクゼーションサロンのホームページ作成で気を付けるべきポイントとは?

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ビジネス・マーケティング
今や情報収集の中心は「インターネット」であり、会社やお店にとっては
「ホームページ」の有無が集客に大きな差を生むようになってきています。
癒しの空間を提供する「リラクゼーションサロン」も例外ではなく、
特に新たに開業する場合にはホームページは必須と言っても良いぐらいです。
そこでリラクゼーションのホームページについて、
作成のポイントや費用など詳しく見ていきましょう。

リラクゼーションサロンにホームページが必要な理由

リラクゼーションサロンにホームページが必要な理由としては
 ・存在の認知
 ・集客力
 ・信用の獲得
などが主に挙げられます。
そもそもリラクゼーションサロンは、「たまたま見かけたから入ってみた」といったような
タイプのお店ではありません。
日々の仕事などで溜まった疲れやストレスを癒すために、
「よし!行こう」といって利用するケースが多いです。
と言うことは、
意識してないとリラクゼーションサロンに関する情報が入ってこないことになるのです。
そのため街中でリラクゼーションサロンの看板を見かけたとしても、
「そこにリラクゼーションサロンがある」という認知にまで至らなかったりします。
しかしリラクゼーションサロンについてネットで調べた時に、ホームページがあれば
「こんなところにあるんだ」と存在を認知してもらうことができます。
ネットで調べても情報が出てこないお店は、
たとえ近所にあったとしても利用を検討している人にとっては「無いも同然」なのです。
なので「リラクゼーションサロンがここにある」ということを知ってもらうためには、
ホームページを作っておくことが重要となります。

事前にお店の情報が分からないと利用しにくい

ホームページを作ることで、お客さんを集める効果いわゆる「集客力アップ」にも
期待ができます。
飲食店だと、余程高級そうでない限りは、
たまたま見かけたお店に何の予備知識も無く入ることもあります。
また飲食店は、
看板や外観で「どういった種類の料理が出てくるのか」が大体分かります。
ところがリラクゼーションサロンは、利用したことが無いとどういったことをするのか
よく分からなかったりしますし、料金の相場も想像がつきません。
それにサロンによって、マッサージをしてくれたり、
岩盤浴や酸素カプセルが利用できたりなど提供している施術内容が違っています。
そのためお店の名前や外観だけでは、
「どういった施術が受けられるのか」が分かりにくいのです。
「どんなことをされるのか」「いくらぐらいかかるのか」が分からないお店に入ることは、
なかなかできることではありません。
ホームページでどういったお店なのかを知ってもらうことで、
安心して来店してもらうことができ、結果的に集客力のアップに繋がるというわけです。

ホームページでお店の情報が調べられることで信用してもらえる

特に最近は、ホームページの存在がお店の信用に直結することがあります。
料金などの詳しい情報に加えて、スタッフや店内、施術時などの写真を
ホームページに掲載します。
そうすることでホームページを見た人は、「こういう所で、こんな人に、
こういうことをしてもらえる」と視覚情報として得ることができるのです。
どんな所で、どんな人に、どんなことをされるのか分からない状況よりも、
分かっている方がお客さんとしてもお店に足を運びやすくなります。
初めて利用する人向けに、リラクゼーションサロンやお店についての
紹介ページがあると初めての人にも利用してもらいやすいですね。
継続して利用してもらうためには、利用前に「このお店なら料金を払って利用しても
良い」とお客さんに思ってもらわないといけません。
その最初の信用を得る役割を担うのがホームページなのです。

リラクゼーションサロンのホームページ作成のポイント

リラクゼーションサロンのホームページを作る際には、いくつかのポイントを
押さえておくことでより効果的なホームページにすることができます。
効果的なホームページを作るのに押さえておくべきポイントとしては
 ・ホームページの目的を明確にする
 ・詳細なターゲットを決める
などが挙げられます。
この2つのポイントを押さえることで、
ホームページの方向性や掲載すべき情報・コンテンツが自ずと見えてきますよ。

ホームページの目的を明確にする

ホームページを作るとなってもいきなり作り始めるのではなく、
まず「なぜホームページを作るのか?」を考えましょう。
オープンして間もないのであれば、とりあえず「ここにリラクゼーションサロンがある」と
いうことを知ってもらうことが第一の目的ですね。
ある程度経営は軌道に乗っているものの、「もっとお客さんを増やしたい」のなら
集客力アップがホームページ作成の目的となります。
知名度が上がることで問い合わせが増えて、その対応に「手間を取られなくない」という
場合には、お店のことが全て分かってもらうことを目的にホームページを作ります。
「知ってもらうこと」が目的なら、お店の場所・アクセス方法を掲載して
「どこにお店があって、どうやったら行けるのか」という情報を掲載しないといけません。
またお店の外観や内装、スタッフの写真などを掲載して、
「どういったお店で、どういった人に施術してもらえるのか」を知ってもらいます。
「集客」が目的だと、予約フォームを設置して、
ホームページで情報を得てすぐに簡単に予約できるようにしておくのが良いですね。
それからホームページでしか手に入らない割引クーポンを配布するなど、
お得感を演出するのも効果的です。
「問い合わせ対応」目的なら、料金や施術内容、施術時間、時間延長の有無、
オプション、予約の仕方などより詳細な情報をホームページに掲載することになります。
このようにホームページを作る目的を最初に決めておくことで、
大まかなホームページの「方向性」が見えてきますよ。

詳細なターゲットを決める

リラクゼーションサロンに限らず、ホームページを作る際には詳細なターゲット
いわゆる「ペルソナ」を設定することが重要です。
リラクゼーションサロンは一般的に「癒しを提供する場所」ですから、主なターゲットは
男女問わず仕事で身体的精神的な疲れ・ストレスを感じている人となります。
ただこれでは漠然としすぎていて、知名度や集客を上げるホームページを作ることは
どれだけ実績のあるクリエイターでも無理です。
そこで、まずは男性か女性のいずれかをターゲットにするのかを決めましょう。
男性をターゲットにするのか、
女性をターゲットにするのかでホームページの方向性が大きく変わってきます。
男性か女性かを決めたら、次に「架空ではあるものの、
リラクゼーションサロンの主な利用者となる具体的な人物像」を考えます。
この「架空だけど、実在しそうな具体的な人物像」が「ペルソナ」となります。
例えば男性であれば
 ・35歳
 ・同じ年齢の妻と8歳と6歳の2人の男の子供が居る
 ・都内の販売店に勤務
 ・役職は主任
 ・自宅は23区外で、通勤に1時間以上かかる
 ・趣味はジョギングで、マラソン大会に出場することもある
などといった感じでペルソナを設定します。
女性ペルソナの例としては
 ・23歳
 ・独身
 ・1年前に分かれてから彼氏なし
 ・都内のメーカーに勤務
 ・新人の営業部員
 ・自宅は会社近くのアパート
 ・就職のために地方から上京
 ・趣味は食べ歩きで、週末には同僚と飲食店をハシゴすることもある
といった感じでしょうか。
どうでしょうか、例として挙げた男性ペルソナと女性ペルソナでは、
リラクゼーションサロンに求めていることや必要なことに大きな差がありそうですよね。
先の男性ペルソナだと、職場では役職に就いていますし、
家にはまだ小さい子供が居ます。
そのため職場では身体的プラス精神的な疲労・ストレス、
自宅では小さな男の子2人と遊ぶことで身体的な疲労が溜まりやすいと想像できます。
通勤にも毎日1時間以上かけていますし、日常的にジョギングも行っているので、
リラクゼーションサロンには身体的だけでなく精神的な癒しが求められます。
女性ペルソナの方は、会社の近くに自宅がありますし、一人暮らしということで
先の男性ペルソナに比べると身体的・精神的な疲労やストレスは軽そうですね。
ただ地方から上京してきた新人なので、仕事や人間関係に対するストレスを抱えていて、
それを趣味の食べ歩きで発散しているといった感じにも受け取れます。
とすると、ストレス解消に繋がる精神的な癒しや暴飲暴食で疲労が溜まっているで
あろう内臓にアプローチするような施術が求められることになります。
このようにペルソナを設定することで、リラクゼーションサロンに求められていることが
明確になり、ホームページの方向性や掲載すべき情報が見えてくるわけです。
<h4>ホームページに掲載する写真には注意が必要</h4>
リラクゼーションサロンのホームページには、お店の外観や内装、
スタッフや施術時などの写真を掲載することになります。
写真を掲載することでお店の雰囲気やコンセプトなどが視覚的に
分かりやすくなりますが、掲載する写真には注意も必要です。
外観や内装の写真については近隣の個人宅などが写っていないものを使うぐらいで、
問題はスタッフや施術時の写真です。
スタッフの顔写真をホームページに掲載することで、
利用を検討している人に対して「安心感」を与えることができます。
ただスタッフの中には、
ホームページに顔写真が掲載されるのは困ると考えている人も居るかもしれません。
ですから、たとえ経営者と従業員の間柄であっても、
顔写真の掲載についてはスタッフの同意を得るようにしましょう。
その際に「ホームページに載せても良いよね?」など、
断る選択肢を与えないような同意の取り方をしてはいけませんよ。
どうしても顔写真を掲載したくないスタッフについては、
似顔絵やイラストを使うのも1つの方法ですね。
またスタッフが退職した場合には、
すぐに当該スタッフの顔写真を取り下げる速やかな対応も必要です。
施術時の写真については、
実際のお客さんに施術している写真を使うならお客さんにも同意を得ないといけません。
無断で掲載すると、肖像権やプライバシーの侵害に当たる恐れがあります。
お客さんの同意が得られない場合には、スタッフをお客さん役にしたり、
写真撮影用にエキストラを雇うなどしましょう。
もしくはネットでフリー素材を探して使ったり、
施術時をイメージしたイラストを使うという方法もあります。
後になってトラブルになることも無いと言えないので、
写真使用承諾に関する書面を作ってサインしてもらっておくのがベターですね。

リラクゼーションサロンのホームページ作成にかかる費用

リラクゼーションサロンのホームページを作るのは良いとして、
どのぐらいの費用がかかるのかが気になるところです。
ホームページを作るのには
 ・ホームページ制作会社に依頼
 ・フリーランスのWebクリエイターに依頼
 ・ツールを使って自作
の3つの方法があります。
多少費用がかかってもクオリティの高いホームページを作りたいのであれば、
制作会社かフリーランスへの依頼を選択しましょう。
クオリティは二の次で、とにかく費用を安く抑えたいのなら、
ツールを使って自作する方法もあります。
費用の多寡で言うと、制作会社が一番高くて、自作が一番安く、
フリーランスは自作より費用がかかるものの制作会社よりは安く済みます。

ホームページ作成にかかる具体的な金額

ホームページ作成にかかる費用はホームページの規模によっても変わってきます。
リラクゼーションサロンのホームページは、5ページ前後が一般的で、
内容やコンテンツを充実させても10ページ以内に収まる可能性が高いです。
5ページ前後のホームページだと制作会社なら10万円程度で作ってもらえますが、
10ページとなると20~40万円ぐらいかかってしまいます。
フリーランスであれば5ページ前後で3~5万円、
10ページで10万円ぐらいといったところです。
ノーコードツールやCMSを使って自作する場合は、
作成にかかる手間を無視すれば無料でも作れます。
ただしいずれの場合でも、ホームページを公開するのにサーバーとドメインが必要で、
その維持費に月1万円程度は安くてもかかります。

おすすめはフリーランスのWebクリエイター

どの方法を選ぶかは自由ですが、
おすすめなのはフリーランスのWebクリエイターに依頼することですね。
制作会社は基本的にチームで1つのホームページを作るので、
クオリティに比例して費用も高くなってしまいます。
それに対してフリーランスのWebクリエイターは基本的に1人で全ての作業を行うため、
人件費が安く、全体的な製作費も安く抑えられます。
しかも、制作会社でホームページ作成に長く関わって独立したフリーランスであれば、
制作会社に引けを取らないほど高クオリティのホームページに仕上げてくれます。
安い費用で良いホームページが作れるので、制作会社よりもフリーランスの
Webクリエイターに依頼するのがおすすめというわけです。
ちなみにノーコードツールやCMSを使って自作するのは、
費用がほとんど使えない場合を除いては、あまりおすすめできません。
ノーコードツールやCMSでは、あらかじめ用意されているテンプレートを
組み合わせてホームページを作っていくことになります。
特に無料で使えるテンプレートとなると数が限られる上に、汎用性の高いものとなっていることが多いです。
なのでいくら組み合わせを工夫しても、「どこかで見たことがあるようなホームページ」に
なってしまいます。
また予約機能や問い合わせ機能を実装させるとなると、
ノーコードツールやCMSでもそれなりの知識やスキルが求められます。
と言うことで、過去にホームページを作ったことが無いと、ノーコードツールやCMSでは
高クオリティなホームページを自作することは難しいのでおすすめできないのです。

まとめ

リラクゼーションサロンのホームページについて詳しく見てきましたが、
単にホームページを作ればお客さんがわんさか来るというものでもありません。
ターゲットとなる客層にしっかりと刺さる内容やコンテンツを盛り込まないことには、
知名度や集客のアップには繋がらないですよ。

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