1回目:簿記の力を高めるために重要かつ効率的なプロセス

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こんにちは。
ブログ初投稿になります。よろしくお願いします!

日商簿記の学習をされている方から質問・相談を受けることが多いのですが,
今回は,簿記の学習で重要なことを発信しようと思います。

簿記の力を高めるためには,以下のプロセスが最も重要かつ効率的です。

① まずは,ある程度時間をかけて正しい理解をする(この時点で暗記は絶対にNG!点数が伸びなくなる原因となります!)。

独学だと暗記に走りがちになりますので,常に「なぜこのような仕訳をするのだろう」「なんでBSにこの金額を計上するのだろう」と考えながら学習をしましょう。


② 最初のうち,例えば,1~3回目の復習の段階では,理解も意識しながら復習を繰り返す(徐々にスピードを上げていくイメージ)。


③ ある程度復習の回数がこなせたら,例えば,4回目以降の復習の段階では,とにかくスピーディーに回転する(取引を見て仕訳をすぐにパッと言う練習をし,言えたら次の取引に進む…というように,「理解」より「機械的に解けること」を意識して繰り返す)。

実際の本試験でも,「問題文を見てパッと答える力」が必要になります。簿記は,車の運転やスポーツなどと同じく,技能としての性質を持っています。
例えば,車の運転の練習では,理屈を考えて走ろうとするとノロノロ運転になってしまい,スムーズな運転ができません。
簿記でも,取引1つ1つについてその都度理屈を考えて解こうとすると,時間があまりにもかかりすぎてしまい,タイムアップになってしまいます。

「ある程度理解が固まったら後はとにかく何回も反復させて体にしみ込ませる」ことを意識して下さい。


④ その後,答練や過去問,模擬試験問題などを解いて,間違えた箇所は,該当する教材を再度確認する。この時の原因分析と対処法も大事です!

・理解が足りていなかったのであれば,再度理解を教材で確認する。
・資料の見落とし等のケアレスミスであれば,当該論点が掲載されている教材にメモ書きをしたり付箋を貼ったりして,その箇所は何度も繰り返すようにする(「答練でこういうミスしたなー」と思い出すだけでも,かなり効果あり)。自分の間違いやすい論点ノートを作るという手もありますが,記載内容が多くなり過ぎると作成に時間がかかってしまい逆に非効率ですので,「ここは毎回間違える」論点などに限定して作った方が良いです。


基本的には上記のようなプロセスで学習していただければ,簿記の力がしっかりついていくと思います。
なかなか力が伸びない方は,
・理解ばかりに力を入れ過ぎていて反復作業を怠っている
・反復作業ばかり行っていてそもそも理解できていない
のいずれかである可能性が高いので,ご注意下さい!
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