長谷寺 本尊大観音尊像春季特別拝観 期間延長

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奈良県桜井市にある長谷寺は古くから観音信仰の聖地とされてきました。一年を通じて四季折々の花々が境内を彩り、「花の御寺(みてら)」といわれています。

長谷寺で3月から行われていた本尊大観音尊像春季特別拝観をはじめとする3つの特別拝観・大開帳が新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の影響もあって、開催期間を1ヶ月延長されています。令和3年(2021)7月も引き続き行われている特別拝観の内容を整理します。

本尊大観音尊像春季特別拝観

国の重要文化財に指定されているお寺の本尊、高さ12mの十一面観世音菩薩立像を間近で拝観することができます。像は右手に錫杖、左手に水瓶を持って方形の大磐石という台座に立っています。特別拝観では御足に触れることができます。像が安置されている本堂は入母屋造本瓦葺で国宝に指定されています。小初瀬山中腹の断崖絶壁に張り出した懸造り(舞台造)で建てられています。

開催期間:7月31日まで(9:00〜16:00)

本坊大講堂特別拝観

国の重要文化財に指定されている本坊は大正時代に再建された和洋折衷の建造物です。本坊は天正時代に創建されましたが、明治44年(1911)に焼失しました。焼失前の構成や形式を部分的に継承しながらも,配置や平面の計画、空間構成の要所に近代的な合理性が導入されていて、高度に完成された近代和風建築として高い価値があります。

開催期間:7月25日まで(9:30〜16:00)

大観音大画軸大開帳

大観音大画軸は明応四年(1495年)に罹災した本尊十一面観世音菩薩を復興再建するため設計図として作られたと伝えられています。大きさは高さ約12mの十一面観世音菩薩とほぼ原寸大。この大きな大画軸を特別なスキャン装置によりデジタル化して、それを元に作成した等身大のレプリカが本坊大講堂にて初公開されています。大画軸公開に合わせて、「長谷寺縁起絵巻」全巻も公開されています。

開催期間:7月25日まで(9:00〜16:00)

行き損ねていた方は7月の3連休にでも足を運んでみてはいかがでしょうか。









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