薬師寺 東塔大修理落慶

記事
ライフスタイル
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つが西ノ京にある薬師寺。

天武天皇9年(680)に天武天皇が後に持統天皇となる皇后の病気快復を祈って藤原京に建立した1300年以上の歴史を持つ由緒あるお寺です。
都が平城京に移ると、寺も養老2年(718)に現在地に移されました。
寺院は薬師寺式伽藍配置と呼ばれる金堂、講堂などを中心に、東塔と西塔の2つの三重塔を配する独特の構成です。

その後、度重なる火災によって、伽藍は消失して創建当時の姿を残すのは東塔のみとなり、国宝に指定されています。この薬師寺東塔ですが、平成21年(2009)から創建以来、初めてとなる全解体修理が行われ、修理が終了しました。

薬師寺については藤原京から平城京に移転する際に伽藍、仏像を全部そのまま移したという説と、寺院の名籍だけを移して伽藍や仏像は新しく造立したという説があって現在も論争が続いています。

しばらく素屋根で覆われていて見ることができなかった薬師寺東塔。「凍れる音楽」と讃えられる優美な姿を堪能することができます


20170809_150417.jpg






サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す