老老介護だったじいちゃんとばあちゃんと過ごした私へ

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コラム
私が10代後半の頃には、じいちゃんは寝たきりでばあちゃんは認知症でした。


両親はほとんど帰ってこないので、ばあちゃんが寝たきりのじいちゃんを介護していました。

だけど認知症を患っていたばあちゃんは本当は介護どころではなかったと
当時からわかっていたけど私は無力でした。

玄関で排泄をしてしまったり、私の財布からお金をとったり、じいちゃんに夕ご飯を2回だしたり・・・。私がじいちゃんの介護をしようをすると怒鳴り散らしたり。

私はどうしていいかわからなくなっていました。
かと言って誰にも相談できなくて、家の中も散らかりっぱなしになり、親せきもご近所さんも近寄らなくなる始末でした。

そして8年寝たきりだったじいちゃんが天国に旅立って数か月後に、ばあちゃんは肺炎を患いじいちゃんのもとへ行ってしまったのです。

あの頃の私に今言いたいことがたくさんあります。

助けを求めていいんだよ。
ばあちゃんを助けてあげないといけないよ。

人間て、どうして何年もたって気が付いてしまうんだろう。
時々思い出してしまいます。

小さい頃、じいちゃんがまだ元気だったころ、スーパーカブに二人乗りさせてもらったこと(交通違反ですね!)ランドセルを買ってもらったこと!

ばあちゃんには菓子パンをよく買ってもらったこと。進研ゼミで勉強させてもらったこと。

今は二人ともいなくなってしまったけど、確かに私の人生には二人は生きていたんだなあ。

そんなことをふと考えてしまう夜でした・・・・。







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