ジョン・レノンやスティーブ・ジョブズも、
般若心経に大きな影響を受けたそうです。
(宗教とかは、まったく関係ありませんので。)
般若心経の文字数は、すべて合わせると、278文字。
とても少ないお経の文字数なのですが、
意味は、とても深い。
悟りの境地が書かれています。
ここでは、できるだけ簡単に説明していきます。
早速ですが、
内容を、すごく簡単に言い換えれば、(自分なりの解釈ですが・・・)
世の中の苦しみは、経験・思考というフィルターを通して見た、
自分自身が作り出しているに過ぎない。
その経験・思考というフィルターを通さなければ、世の中の苦しみはなくなるんだよ。
というような内容です。
「苦しみ」
なくしたくないですか?
ここで、突然の、
たとえ話・・・。
もしも、の話ですからね・・・。
若干リアリティがないところは、ご容赦ください。
とある、小学校の話です。
その、小学校では、生徒の下校後に、
校庭の隅にある焼却炉で、ごみを燃やすのが慣習となっていましたが、
ある時、その焼却炉に、一人の生徒が落ちてしまったのです。
それを目撃していた生徒が、先生に伝えました。
でも、誰が落ちたのかは分からない。
それを知った先生方が、慌てて焼却炉からその亡骸を出したのですが、
燃えてしまっていて誰か分からないのです。
下校後のことなので、生徒の特定ができない。
そこで、先生方は、生徒一人一人の自宅に、
「今、ご自宅のお子様はいらっしゃいますか?
生徒が一人、焼却炉に落ちてしまったので安否を確認しています。」
というような内容の電話をします。
親は、大慌てで、家にいる子供を探して、
「いました。今、漫画を読んでいます。」とか
「今、寝ています。」とか
「ゲームをしています。」とか
「外で、泥んこになって遊んでいました。」とか
言った後に、
「うちの子は無事です。ありがとうございます。」
といった、感謝の言葉が返ってきて、
「生きててよかった。」と思って、
親は子供を抱きしめる。
みたいな・・・。
まあ、たとえ話なんで・・・(^▽^;)
普段であれば、
漫画ばかり読んで・・・。
寝てばっかりいて・・・。
ゲームなんかやめなさい・・・。
ちゃんと勉強したの?
みたいな、言葉が出てくるはずなのに、
状況が違うだけで、こんなにも感じ方、対応が変わってきてしまう。
全部、人が感じていることは、
その本人の経験、思考
というフィルターを通して、
物事を見ることで、感じ方が変わるということです。
般若心経には、
怒り、不満、苦しみ、等々、嫌なことは自分で作り出しているんですよ。
というような内容が書かれています。
なので、
怒り、不満、苦しみ、等々、
なくしたければ、なくすことができるということ。
僧侶が、苦行をする理由。
周りから見たら、
なんで、あんなに大変なことを、
わざわざするんだろう?
って思いますよね。
でも、それは、
大変だというフィルターを通して見ているから。
苦行を行って、
苦と感じない心を身に付けるという、修行なんです。
更に、もう一つ、
般若心経は、意味を理解すること、
と共に、
「唱えること」
で、完成します。
「唱えること」とは、
過去も、未来も思考に入れないで、今現在を見るということ。
過去、未来を考えていると、自然に唱えることができず、間違ってしまいます。
口から言葉として発して、唱えることで、今現在に集中することができる。
人が生きているのは、常に、
今この瞬間
でしかありません。
その瞬間を、どのように受け取り、どのように生きるか。
人生とは、その積み重ねでしかありません。
過去、未来にとらわれて、今現在が辛い。
になってしまいがちな、現代社会。
未来には、欲望が、
過去には、執着があって、
今を苦しめているのは、それらの、煩悩(欲望・執着)です。
般若心経の意味を知ってから、
ジョンレノンのイマジンとか
ビートルズのLet it beとか
を聞くと、またちょっと違って聞こえてきます。
和訳:
俺が何度もトラブルに巻き込まれてしまった時には、
聖母マリア様が俺のところに来てくれて、
賢者としての言葉をかけてくれる
あるがままを受け入れなさい。
そして、俺が暗闇の中にいるときには、
彼女が目の前に立っていてくれて、
賢者としての言葉をかけてくれる
あるがままを受け入れなさい、と
Let it be
【受け入れられない事が「悩み・苦しみ」を生む。すべてを受け入れられれば、苦しみは消える。】