ペットが吸い殻を飲んだ!?ペットのタバコ中毒とは?摂取した時にお家でしてはいけないこととは?

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コラム
動物救急病院によくご相談がある内容として、おうちの犬猫がタバコの吸い殻を食べてしまったケースがあります。

ご家族に喫煙者がいる場合はもちろんですが、
周りに喫煙者がいない場合でも、散歩の途中で道端に落ちていたタバコの吸い殻をペットが摂取してしまうことがあるため注意しなければなりません!

犬猫がタバコの吸い殻を摂取すると、一体どんな悪影響が出るのでしょうか?
今回はそんなペットのタバコ(ニコチン)中毒についてご紹介したいと思います。


タバコ(ニコチン)中毒。どれくらい摂取するとアブナイ?

犬猫がタバコの吸い殻を口にしてしまった時、問題になるのはニコチンの摂取量によります。

犬猫のニコチン中毒量は、体重1kgあたり1〜2mgと言われます。
そのため、10kgの犬であれば5〜6本のタバコを食べてしまった場合に、ニコチン中毒による症状が現れる可能性があります。

また致死量は体重1kgあたりニコチン8mgであり、症状が出始める本数のさらに4〜8倍摂取してしまうと、命の危険があります。

ニコチンによりどんな症状が出るの?

吸い殻(ニコチン)の摂取により犬猫にはどんな症状が出るのか、以下に挙げていきたいと思います。
・興奮して落ち着かない
・よだれが止まらない
・嘔吐
・下痢
・けいれん
・神経症状
・息が苦しそう など
このように、過剰に摂取したニコチンによってさまざまな症状が引き起こされます。

吸い殻を飲んでしまったらどうすべき?

吸い殻を飲んでしまったのが分かった時点で動物病院へ連絡しましょう。
摂取して1〜2時間であれば、まだ全部は吸収されていないと考えられます。
そのため吐かせることで中毒を避けることができます。

もし中毒量以上に摂取してしまい、2時間以上経過した場合には全身麻酔をかけて胃の中を洗浄したり、静脈点滴等で治療する必要があります。
しかし、治療が遅れてしまうと助けることができない可能性があるため、なるべく早く動物病院を受診しましょう!

また、お家でしてはいけないことがあります。
それはタバコを食べてしまったからと言って、ニコチンを薄めようと水を飲ませることです。

水にニコチンが溶けるとその吸収が早まり、症状が急速に現れてしまう可能性がありますので絶対にやめましょう!

いかがですか?
ペットが吸い殻を食べてしまうことは、比較的よく見られることです。
早急な治療が必要となることが多いため、早い段階で動物病院に相談し、指示を仰ぎましょう!

このようにペットとの生活の中でお困りのことがありましたら、なんでも構いませんのでお気軽にご相談下さい!
また、このようなブログ記事の代行作成も行なっています。
興味がある方はご連絡をお待ちしていますので、いつでもご検討下さい。



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