不登校の理由はずいぶん後になってからわかることもある

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みなさん、こんにちは!
jiyuudeitaiです。

お子さんが不登校、登校しぶりになると、多くの保護者は「何が原因なの?」と理由を考えます。

早く理由を知って、解決したい!という思いからですが、登校しぶりや不登校の原因は、はっきりしない場合も多いです。

特に、低学年は自分の気持ちを言葉で伝えることが難しいですし、親や先生の
顔色をうかがうようなタイプは、「こんなこと言って怒られないかな」と思うこともあります。

高学年でも、今までの経験から、「親に言っても理解してくれるだろうか?」と自分の心の中にとどめておくこともあります。

まずは、話しやすい雰囲気で、「どうして?」、「なんで?」と責めないようにしましょう。

「何か学校で嫌なことがあった?」、「何でもいいから話してみて」と伝えて、ぼつぼつ話してくれる子もいれば、男子だとカッコ悪いから話したくないという子もいますし、親に余計な心配をかけたくないから話したくないという子もいるでしょう。

言葉にうまく出せない子は、身体症状に出ることも多いです。

朝、お腹が痛い、頭痛がする、だるい、吐き気がする、など不定愁訴のよう
に、毎日症状が変わることもあり、保護者の方はとまどうでしょう。

いつも腹痛なら、念のため、医師に診てもらった方がいいですし、不定愁訴のようなら、不登校に詳しい心療内科などに診てもらうのもいいと思います。

相談先に困ったら、担任に状況を伝えるとともに、スクールカウンセラーに今後どうしたらいいか、のアドバイスをもらうと見通しがつくでしょう。

私の息子は、小1の時の先生が怖すぎて、「クラスが軍隊みたいで地獄」と表現していましたが、状況が分かりやすいのと同時に、ショックを受けました。

しかし、そのようなことを話すまでに、毎朝、頭が痛い、気持ち悪い、布団から出てこない、しくしく泣いている、だけで、何があったのか、なかなか話してくれませんでした。

当時の担任も「なんで学校が嫌なんですか?」、「お母さんが忙しいからですか?」と親の私も、登校しぶりの理由を早く見つけないと肩身が狭くて、息子にも「なんで?」と理由をしつこく聞いてしまったことを深く後悔しています。

責められている状況では、思ったことを自由に話すことができません。

小5の今でも、そのときの状況を、あれこれ話してくれます。

低学年のころは、「先生の悪口は言ってはダメ」、「先生は怖いもの、みんな我慢している」、「先生に従わないと困るのは自分」と、息子の心をますます閉ざすようなことを言っていたかも、、と思います。

学校では、特別支援免許を持っている先生や保健室の先生でないと、不登校や登校しぶりの心理状態を、きちんと理解し配慮してもらえないな、、と感じます。

家庭では、学校で我慢している分、自由に発言させてあげるのもいいと思います。その中から、お子さんの本音が出てきます。

先生の悪口などは、「学校では言わない方がいいよ」と念を押して、家では愚痴が思い切り言えれば、また次の日から頑張れるかもしれません。

高学年になると、友だちや塾の先生に相談したり、自分で相談相手を見つけることも多いです。

そして、理由が「発表があるから嫌」、「マラソンが嫌」など、「嫌なことから逃げてはいけない!」と言いたくなることもあるでしょうが、あまりに拒否がひどければ、それが直接の理由ではなくても、担任と相談し、ネックになるものを外してもらう、、というのもありだと思います。

今、小2の娘も小1のとき、あれこれ理由をつけて、学校を休みたがりましたが、その都度担任と相談し、見学にしてもらったりしました。

嫌だと言いつつ、学校に行くと、普通に活動に参加していたということもありますし、低学年は初めてのことが不安、、、というのもあります。

小1は、いろいろな幼稚園、保育園が一緒になるので、特にマンモス小学校だと、圧倒されてしまう子も多いです。

娘は、幼稚園の頃も、人見知り、場所見知りでした。

だからなれるまで、周りをよく観察し、初めてのことにはとても慎重になっていたのでしょう。

今は、登校しぶりだったとは思えないほど、集団の中でも活発でしっかり者に見えます。

人それぞれ、登校しぶりの理由は違いますが、まずは、何でも話していいんだよという雰囲気で、お子さんの話に耳を傾けてみて下さい。

担任や仲良しの友だちと話すことで、何かトラブルがあったことを知ることもできますし、放課後などの様子も気にかけておくとよいでしょう。




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