アイデアを発想って難しい?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。アイデア考房です。雪が降るとか、降らないとか言われつつも、たまに暖かい日もあって、もしかして春が近いのではと感じるこの頃です。

さて、私は特許とかアイデアとかに関わる仕事をしています。仕事柄、お客さんが考えた新しいアイデアをより良くしたり、うまく活用したり、そんなことをお手伝いする機会をよくいただきます。

新しいアイデアを発想するのは大変です。誰でも自分なりの発想の軸というか、考え方の筋道を持っていて、それを外した新しい視点を手に入れるのは、なかなか苦労します。

世の中にアイデア発想法はいろいろとあるのですが、James Webb Young という人が、「A Technique for Producing Ideas」の中で、新しいアイデア得るためのプロセスを語っています。その方法はとてもシンプルなものです。



1 テーマに関係するモノを集める


アイデア発想をしたいテーマが決まったら、それに関係するさまざまなモノ(materials)を集める。例えば、インターネットや書籍などを探す、またはテーマに関わる所に行ってみる、人の話を聞く、なんてのも入ると思います。
集めた情報やデータなどは、スクラップブックのようなものに整理します。PCにストックしたり情報をスクラップできるインターネットサービスを使うのもありだと思います。大事なのは、それらの情報を整理しながら、なんとなく、その関係性を考えながら行うことだと思います。

2 集めたモノを咀嚼する

masticating materials だそうです。噛み砕く、咀嚼するという意味ですね。最初のステップとは違い、作業ではなく心がけみたいです。モノ(materials)を見て、理解する、いろいろ感じる、別のことを考えてみる、という感じでしょうか。発想のための準備運動みたいなもかもしれません。

3 何もしない

no effort だそうです。発想のための準備運動をしたら、しばらく何もしないでぼーっとする。アイデア発想したいテーマはそれに関係したモノ(materials)を自分の無意識の領域にしまっていく。脳がシナプスを広げて、新しいつながりができるまで、自然に任せて待つ、みたいです。

4 そのことについて考え続ける

考え続けると言っても、机の前でじっとしているのではなくて、日常生活で様々なことをしながらも、テーマについて考えることを習慣にする、ということみたいです。私の経験でも、新しいアイデアを考え続けていると、明け方目が覚めた瞬間とか、お風呂に浸かってる時とかに、ふとアイデアが浮かんだりします。

5 アイデアを育てる

ふと思いついたアイデアは欠点を持っていることもあると思います。欠点があることを気にせず、まずはアイデアをオープンにしてみる。何かに描いてもいいし、PCに打ち込んでもいい。私はPCにキーボードで打ち込むのではなく、手書きのほうがアイデアが広がる気がします。最近はipadの手書きツールなんかも便利です。

以上が James W Youngさんのアイデアの発想方法でした。ツールというよりも、アイデアを出すための自分の脳の下地づくりという感じでしょうか。

発想のツールはたくさんありますが、それ以前にアイデアが出てくる泉のようなものを自分の脳の中に作り出すのが大事ということですね。私も時々、最初の1から3のステップを省略してしまうのですが、いいアイデアは急がば回れ、Row Materialsを集めて、咀嚼して、ぼーっとするを心がけたいと思っています。

アイデア発想のお手伝いをしています。アイデアを出すだけではなく、様々なご相談にものれると思いますので、ぜひアクセスしてみてください。



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