自作品紹介「ダマシ絵の舞台で」

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音声・音楽
2020年11月、
所属しているサークル「DeeyPlanning」にてボーカロイド作品を制作するにあたり、歌詞を担当したものです。

作曲担当はある程度つき合いの長い相手でしたので、ざっくりとした内容の詞→半完成の曲→ほぼ完成の詞→完成の曲、
と、往復しながら完成度を上げてゆく方法で制作しました。

サークルの今回の方針としては『せつない恋愛もの』と『男女どちらが歌っても自然なもの』。

せつない、という部分は別れをテーマにすることに。
恋愛中は過大評価が起こりがちですが、もうやめよう、という感じです。

男女差がない、という詞はそれなりに難易度があり、細かな調整が必要でした。
いずれは人間の歌い手によるカバーが広く可能なように、という狙いのようです。

無事完成し、なかなか満足のゆく出来となりました。

ボーカロイド版の楽曲は、YouTubeのこちらで聴くことができます。
以下、テキストでのデータです。

「ダマシ絵の舞台で」
作詞:おおとり璃句


……あなたの目に映ってたのは 完璧すぎる ただのマボロシ

ぼくの窓から覗いたら きっと景色は素敵だろう
だけど近づけば 逃げてゆく蜃気楼さ
もしも辿り着けたのなら どんな望みも叶うけど
けして届かないダマシ絵の中に住んでた

先が険しい道だって 裸足で踏み込んでくふたり
その苦しみが 真実を語りだすよ

あぁ……
あなたの目に映ってたのは 完璧すぎる ただのマボロシ
そろそろ舞台を降りていい ツギハギの日々を 持ち去るから

(夢だと気付いて)(鎖をほどいて)

こころ貫く痛みさえ ときめく刺激になる魔法
その傷痕が すべて埋め尽くす前に

あぁ……
あなたの手を握ってたのは 温もりさえも すべてマヤカシ
御伽の国から出ておいで イツワリの罪も 背負ってくよ

(夢から醒めたら)

……せめて幕を引く瞬間まで演じさせて




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