「全身清拭-脳卒中による片麻痺患者の事例」

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学び

【はじめに】

このブログでは、事例別の看護援助の具体例を提供します。

私自身、看護学生や新人看護師だった時に、看護援助のときの手順をどのように記載すべきか、理解するのに苦労した経験があります。そのような状況で、私が大いに助けられたのが、先生や先輩のアセスメント例を見て学ぶことでした。例を見ることで、「これが正しい書き方だったのか!」と気づき、アセスメントの書き方がすぐに頭の中で整理されました。
具体例を見て学ぶことは、理解を深め、知識を広げるのに非常に役立ちます。さらに、日本語の表現方法やフレーズについても学べるため、文章力向上にもつながると思います。
ぜひこのブログを参考にして、ご自身のアセスメント力の幅を広げる糧にして頂ければ幸いです。
当ブログの内容は、ご自身の課題や実習への使用に限り、自由に使用して良いです。ただし、あくまでも見本なので、自己責任で使用するようにしてください。
症状別や看護援助のアセスメントは、様々なケースで応用できると思います。看護計画もついているので、参考にしてくださいね!!
当ブログの内容を無断で複製・転用することは、許可していません。
著作権侵害に当たるので、他の方に見せたり、コピーして配布することは禁じます。
注意点を守って活用していただければ幸いです。
内容は適宜、最新の内容に更新します。
看護学生さんの力になれるレベルを目指して作成していますが、アセスメントや看護計画の作成時間は、事例によって異なりますので、確認する方によっては、一部不十分な部分がある場合があるかもしれません。

【サービス紹介】
事例の見本を作ってほしい!
アセスメントの書き方がどうしても分からない!
といったお悩みの方は、こちらのサービスを利用もございますので、
興味がある方は、気軽にご相談ください。
※ 時期によっては対応できないこともあるのでご了承ください。


【今回の情報】

患者名:X氏
性別:男性
年齢:72歳
<現在の状況>
 X氏は先週、突然の意識障害と右側の身体の麻痺をきたしたため、地元の救急医療センターに搬送された。脳卒中の疑いである。X氏の右側の麻痺により、動作が制限されており、身体の一部を清拭するのが難しい状態であり、自分で体位を変えることも困難である。ADLはほぼ全介助で行っており、体位変換を行う際に不随意運動がみられることがある。
 現在皮膚のトラブルはないが、皮膚は乾燥し脆弱になっている。麻痺の影響からで感覚異常が生じている可能性があり、右側の痛みや不快感を感じにくくなっている。意識障害は回復し理解力も問題は生じていないが、バイタルサインの変動や意識障害の可能性があるので注意が必要な状況である。本人は現在の症状に不安な思いを訴えている。
<バイタルサイン>
血圧:142/88 mmHg
脈拍:76 bpm, レギュラー
体温:36.5℃
呼吸数:18/min
酸素飽和度:95% (Room Air)
<採血検査>
赤血球数:5.3 million/mcL
白血球数:8000/mcL
ヘモグロビン:14.5 g/dL
血小板数:250,000/mcL
クレアチニン:1.2 mg/dL
血糖値:185 mg/dL
総コレステロール:210 mg/dL
PT-INR:1.2
<患者の言動>
X氏は右側の麻痺が強く、身体の制御が難しくなっている。
X氏は状況に苛立つことが多く、自分の能力の低下に苦悩している。
<家族の言動>
妻は、X氏がこれからどうなるのか、とても心配している。
息子は積極的に医師から情報を得ようとしており、父親のプロセスを理解し、サポートするための最善の方法を問い探している。
このように、X氏の現状は、脳卒中の影響により、物理的および精神的な挑戦に直面している。家族と共に、彼の今後の治療計画とリハビリテーションを適切に策定し、彼の生活の質を改善することが重要である。

【アセスメント】

【S】
X氏: 右手が思うように動かせない。何をやってもうまくいかない。
X氏: この状況にはイライラする。自分の体が思うようにコントロールできないのが辛い。

【O】
"患者名:X氏
性別:男性
年齢:72歳
現在の状況:脳卒中の疑いで地元の救急医療センターに搬送された。
病状:脳卒中による右不全麻痺
ADL:全介助
動作制限:右側の麻痺により、身体の一部を清拭するのが難しく、自分で体位を変えることも困難
体位変換:不随意運動がみられることがある
皮膚状態:現在皮膚のトラブルはないが、皮膚は乾燥し脆弱になっている
感覚異常:右側の感覚が低下しており、痛みや不快感を感じにくくなっている
意識状態:意識障害は回復し、理解力に問題はないが、バイタルサインの変動や意識障害の可能性を考慮する必要がある
主観的状態:右側の麻痺が強く、自身の能力低下に対して苛立ちや不安を感じている。
<バイタルサイン>
血圧:142/88 mmHg
脈拍:76 bpm, レギュラー
体温:36.5℃
呼吸数:18/min
酸素飽和度:95% (Room Air)
<採血検査>
赤血球数:5.3 million/mcL
白血球数:8000/mcL
ヘモグロビン:14.5 g/dL
血小板数:250,000/mcL
クレアチニン:1.2 mg/dL
血糖値:185 mg/dL
総コレステロール:210 mg/dL
PT-INR:1.2

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