イノベーションにアイデアは必要ではない理由

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ビジネス・マーケティング
今回の話は、『今のままじゃだめだ!』と
感じて行動しようとしている方へ向けて書いておます。

実際にはアイデアは必要ありません。
それよりも新しい行動を起こすことが最重要です。

わたしは会社員です。

わたしの会社は短期単発の人材を提供しており、
イベントやPRを中心としてきたので
今年は相当な大打撃を受けてきました。

今部長から「新しいPRの形を考えよう」と
通達があったのですが、実際にはアイデアは必要ありません。

その理由としては
・言うは易し行うは難し
・今後もアイデア頼りになる
・考えたところでしょぼいアイデア止まり
の3つがあります。

人間は新しい行動を嫌がるものです。
急なダイエットが続かないことも、
英会話が続かないことも、普段やらないから
嫌になり諦めてしまいます。

人間にはホメオスタシス(恒常性ホルモン)があります。
これにより自動化ができるのですが、
弊害として新しいことをすることが嫌になります。

新しいことをしよう!と思い立っても
続かない理由はホメオスタシスです。

なので「新しいことを考えろ!」と言うのは簡単。
ですが社員は『で、何をしたらいいの?』の状態。
もちろん新しすぎることは抵抗を産むので、
簡単でわかりやすい行動を変えることから始めましょう。

毎週新テクノロジーを新聞から抜いて取り上げたり、
否定しない新規事業ミーティングを開催するなど、
わかりやすい行動をとってあげることが必要です。

言うは易く行うは難し。
だからこそ行動が全てです。

また、アイディアが必要だ!としてしまうと
アイデア勝負の思考になります。

アイデアに頼ると何か思いついたとしても
ネットで調べたときに『あぁ、もう新しくないのか』と
考えてしまい、諦めることになります。

その業界の最先端にいるならまだしも、
たいていの方は中小企業にいるわけです。
そのポジションで考えるアイデア自体が
真新しい可能性は低いはずです。
そもそものスタート地点が違いますから。

思いついては諦め、また思いついては諦め、
その繰り返しになることになります。

今のAmazonやNetflixのアイデアを、
考えた人が本当にいなかったでしょうか?
実際には空想レベルではいたはずです。
その空想を具現化した企業があるだけで
アイデア勝負はしなかったはずです。

新しいコンテンツ開発に力を注ぐのではなく、
あったらいいなと思うアイデアをいかに具現化するか。
いかにお金をかけずに続けるか。
いかにユーザーに価値を感じてもらうか。
それしか必要ないはずです。

アイデア勝負ではなく、いかに具現化するかに
脳を使っていきましょう。

先にも触れましたが、業界の最先端にいない限りは
思いついてもしょぼい可能性が高いです。

もちろん最先端の企業は業界のリーダーですので
業界全体の今後のことも考えています。
我々人材の会社が、PRの本業としている会社に
かなうはずがありません。
繰り返しますがスタート地点が違うからです。

同じスポーツをするとしてもプロとアマチュアです。
基礎体力や技術が段違いなのです。

そこで考えるべきは、自分が提供できる価値は何か。
本業でクライアントにどんな価値を提供しているかです。

同じ卵でもさまざまな料理があります。
ゆでたまご、だし巻き、スクランブルエッグ。
手法はさまざまありますが、本質はたまごの美味しさです。
いくら手法が多種多様であれども、
美味しい卵そのままの味わいには勝てません。

これが価値の考え方です。

弊社であれば人材派遣は手法でしかありません。
その価値は人をみるスキルだったり、
イベント運営をリアルに考える能力だったり、
募集記事を書くコピーライティングだったり、
採用の時間の手間を省くことだったり、
クライアントが感じている価値はさまざまです。

私がクライアントに提供している価値は
[ともに作り上げること]です。
協業意識です。
また、スタッフに対しては
[安心感と繋がりと成長できる環境]です。

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